PVC Award 2025が選んだ受賞作品一覧
コンテスト「PVC Award 2025」では、塩化ビニル(PVC)素材の特性を存分に活かした製品が表彰され、今年のテーマは「生活を豊かにするPVC製品」となりました。全国から94点もの魅力的な応募があり、その中から受賞作品が厳選されました。今回はその詳細をお伝えします。
1. 受賞作品の発表
大賞の受賞はなかったものの、準大賞が2点、優秀賞が3点、特別賞及びデザイン賞がそれぞれ2点選ばれました。これにより、PVCの特性を活かした異なるアプローチの製品が様々な視点から評価されたことが印象的です。公式サイトに詳しい情報が掲載されていますのでぜひご覧ください。
公式サイト
2. 受賞作品の特色
準大賞
- - 環境対応タイルカーペットバッキング『サスティブバック』(東リ株式会社)
汚れたタイルカーペットを一度に粉砕して再生する「完全水平リサイクル」を実現した製品です。これにより、従来の分別リサイクルの手間が省かれ、資源の有効活用に繋がっています。
- - 彫ると輝く彫刻アート『シャインカービング』(KIRIKOバージョン)(義春刃物株式会社)
高透明な塩ビシートを用いて生まれた彫刻アートは、芸術性と教育に資する要素が評価されました。
優秀賞
- - 簡易型止水シート とめっぱ(R)light(帝人フロンティア株式会社)
水圧による浸水を防ぐ機能を持ちながら簡単に設置できるこの止水シートは、高い性能が期待されています。
- - PVC レトロタイル(大和ちさ(OILdesign))
ビーズ状の凹凸が美しい塩ビ製タイルで、DIYにも最適な製品です。
子供が安心して遊べるデザインのソファで、安全性を考慮した作りが高評価を得ました。
デザイン賞
- - Adam Basket Tray M(株式会社KOMORU)
機能性と高いデザイン性を兼ね備えたインテリアアイテム。
- - LUTILE(ルティル)(TOMOMI YOKOYAMA DESIGN)
再生PVCを用いた高級感のある商品で、オフィス向けにも适しています。
3. PVC素材の特性
PVCは、環境への負荷を抑えつつ、優れた加工性や耐久性を持った素材です。本コンテストでは、生活向上や社会貢献に繋がる製品の発見が目的となっており、受賞作品はそのビジョンを具現化しています。
4. 展示会情報
受賞作品を含む応募全製品が集結する展示会も行われます。来場者は投票によるオーディエンス賞にも参加できます。
東京都千代田区丸の内、2026年3月2日~13日
愛知県名古屋市、2026年3月19日~21日
このアワードは、環境問題に対する意識を高めるだけでなく、優れた製品を共に評価し、未来を見据えた取り組みへと繋げていく重要なステップです。これらの製品を通じて、PVCの可能性を再認識できることに期待しています。