TOPPANが誇る新技術、EBオフセット印刷によるパッケージ量産
TOPPAN株式会社が、日本で初めてEBオフセット印刷を用いた軟包装パッケージの量産を開始することを発表しました。これにより、持続可能なパッケージの生産が新たなステージに入ることが期待されています。量産は2026年5月に開始され、具体的な製品は幕張メッセで開催される「第28回インターフェックス ジャパン」でお披露目される予定です。
EBオフセット印刷とは?
EBオフセット印刷は、電子線を活用しインキを瞬時に硬化させる革新的な手法です。これにより、従来の印刷において必要とされる高温乾燥機が不要となり、省エネルギー化が実現します。この技術はまた、有機溶剤をほとんど使わないため、揮発性有機化合物(VOC)の排出を大幅に削減でき、環境への負担を軽減します。特に、国内で普及しているグラビア印刷と比較することで、印刷工程でのCO2排出量を約16%削減可能です。
環境への取り組みと背景
環境問題への意識が高まる中、日本でもプラスチック資源循環促進法や地球温暖化対策推進法など、多くの取り組みが進行しています。TOPPANグループは、この流れに応える形で「SMARTS™」というサステナブルブランドを立ち上げ、環境に配慮したパッケージ生産を推進しています。このブランドの一環として、EBオフセット印刷が新たに導入され、多様なニーズに応じた生産手法が提供可能になりました。
特長と利点
EBオフセット印刷の優れた点は、単に省エネであるだけでなく、高精細な印刷が可能であることです。細かな網点での印刷が特徴で、滑らかなグラデーションや美しい特色も実現できます。さらに、熱収縮による問題を抑えることができ、品質の向上にも寄与します。
また、この印刷法を利用することで、通常の印刷では裏側に施す「裏刷り」を省略でき、モノマテリアル化によるリサイクル性の向上に貢献します。これにより、プラスチック使用量の減少やCO2排出削減につながります。
今後の展望
TOPPANは、今後食品業界や医療業界に向け、EBオフセット印刷を活用した環境に優しいパッケージを提供し、2028年度には関連受注を含めて約30億円の売上を目指しています。
この技術を通じて、TOPPANは持続可能な社会に貢献し、各業界の環境配慮を後押ししていく方針です。新しい印刷手法の導入によって、パッケージの未来がどのように変わっていくのかに期待が寄せられています。
TOPPANのサステナブルブランド「SMARTS™」
「SMARTS™」は、パッケージに特化したサステナブルブランドであり、技術・ノウハウを生かしてマーケティングやDXと融合した多様なソリューションを提供します。TOPPANは、これを通じて持続可能な社会の実現を目指し、ステークホルダーと協力しながら新しい未来を築いていくことを約束しています。詳しくは、
TOPPAN公式サイトをご覧ください。