株式会社温故知新が礼文島で入社式を実施
2025年度の入社式が、株式会社温故知新が運営する「礼文観光ホテル 咲涼」(北海道・礼文島)で行われ、26名の新入社員が参加しました。この特別なイベントは、同社の理念を新入社員に伝えるための重要な一歩として位置付けられています。
温故知新の理念と研修の目的
株式会社温故知新は「地域の光の、小さな伝道者」という理念のもと、地域の魅力や物語を発信することを目指しています。この理念を体現するため、今回の入社式を礼文島で開催しました。その後の9日間にわたる研修では、ホテルの経営や地域共創について学びながら、新入社員は地域の文化や自然の豊かさに触れ、観光業の未来を考える大切な時間を過ごしました。
礼文島での入社式の背景
この入社式を礼文島で開催した理由は3つあります。第一に、関係人口の価値創出です。新入社員が地域の文化と深く関わりを持つことにより、長期的な関係を築くことが期待されます。第二に、地方共創への貢献です。
新入社員は、地域資源を活かした観光振興や経済活性化に寄与することが求められ、地域との連携を強める機会を得ます。最後に、礼文島の“光”を再発見することを目的としています。この島での経験を通じて、新入社員は地域の魅力を見出し、それを広めていく役割を担います。
9日間の充実した研修
研修期間中には、ホテル経営の歴史や意義、地域共創をテーマにしたワークショップが行われました。新入社員たちは、実際に礼文島を訪れ、その特異な自然環境や地域の人々との交流を通じて地域の魅力を体感しました。また、桜スタンプを押印していくプログラムでは、研修の達成感を共有し、みんなで頑張りを分かち合いました。
代表取締役社長からのメッセージ
代表取締役社長の松山知樹氏は、新入社員に対して、入社式の意義を強調しました。「礼文島での経験を通じて、ここが特別な場所だと感じ、離れた後も応援し続けてほしい」との期待を寄せています。関係人口を広げるために、各自が地域の魅力を発信する存在になることが求められています。
株式会社温故知新とは
2011年設立の株式会社温故知新は、旅の目的地となる宿泊施設をプロデュース・運営している企業です。現在、11のホテルと4つのレストランを展開し、地域の魅力を形にして国内外へ発信しています。今後も新たな施設の開業が予定されており、旅行者にとって魅力的な目的地を提供し続けることを目指しています。公式サイトやSNSを通じて情報を発信しており、訪れる人々にとって特別な体験を提供しています。
このように、株式会社温故知新の入社式は、ただの儀式にとどまらず、新しいスタッフが地域との深い絆を築く大切なスタート地点となりました。