知床の自然と共に生きる新たな視点
2025年7月16日、世界自然遺産である知床に拠点を持つ北こぶしリゾートが新たな書籍『With Nature “大自然”と働く』を発行します。この本は、創業から65年を迎える同リゾートの現在と未来に向けた挑戦を語るもので、著者は代表取締役の桑島大介氏と専務取締役の桑島敏彦氏です。
自然と共生する観光の姿
本書では、「自然とともに働くとは何か?」というテーマをもとに、観光業が地域社会にどのように寄与できるのかを掘り下げます。読者はホテルのリブランディングや観光資源の保護に向けた具体的な試みを知ることができるので、観光業界や地域創生に関心を持つ方々にとって、非常に有益な情報が得られるでしょう。
北こぶしリゾートは、知床を訪れる観光客のための拠点として、4つの宿泊施設を運営しています。かつての温泉宿から「北のネイチャーリゾート」へと生まれ変わった背景には、自然愛好家や旅行者が心から楽しめる環境を整えるという強い思いがあります。2018年には、新たにリブランディングされたホテルが誕生し、流氷を鑑賞できるサウナや、地域との共生を目指す「クマ活」、さらにはアーティストとのコラボレーションなど、さまざまな挑戦が展開されています。
観光から得られる新たな気づき
『With Nature』では、桑島兄弟の熱い想いと哲学が色濃く反映されており、特に観光業に従事する人々や、地域再生に向けた活動に情熱を抱く方々には、必見の内容となっています。彼らの取り組みを通して、新たな視点や価値観を得ることができるでしょう。
表紙には、知床で活動している写真家・石川直樹氏による流氷の作品が使われており、視覚的にも魅力を感じさせる一冊です。また、特別対談として東京大学の森章教授との対談コラムが収録されており、知床の森林再生や生物多様性に関する貴重な洞察も提供されます。
知床の未来を見据えて
知床は来る2025年7月17日には、世界自然遺産の登録から20周年を迎えます。北こぶしリゾートは、この特別な節目に、新たな価値を知床にもたらすことを目指しています。これまで培ってきた経験や知識を基に、訪れるすべての人にとって心温まる場でありたいという願いも込められています。
特にこれからの若い世代には、自分らしい生き方や働き方の見つけ方を提案する場所でありたいと考えています。そのためにも、多くの方にこの書籍を手に取っていただきたいとの思いが込められています。
書籍の詳細情報
- - 書名:『With Nature “大自然”と働く』
- - 著者:桑島大介・桑島敏彦(北こぶしリゾート)
- - 発売日:2025年7月16日(水)
- - 発行:株式会社プレジデント社
- - 定価:1,700円+税
- - 体裁:四六判・並製/192ページ+口絵8ページ
この書籍は、知床の歴史や魅力を新たな形で表現する試みでもあり、地元の人々や旅行者の心に響く内容となることを心より期待しています。