JALとDittoの機内食注文アプリの実証実験
Ditto社は、日本航空(JAL)と協力し、機内食の注文を効率化するアプリケーションの実証実験を行ったことを発表しました。今回の実験では、インターネット接続のない環境でもスムーズにデータの同期が行えるDittoの技術が活用されました。
従来、機内でのインターネット接続は不安定で、本来スムーズに進むべき注文業務が滞りがちでした。しかし、Dittoは接続のない環境でもリアルタイムでデータを同期する画期的なソフトウェア技術を提供。この技術により、JALの客室乗務員は、タブレット端末を用いて乗客からの注文を迅速かつ正確に処理できるようになりました。
この実証実験では、客室乗務員が既存のタブレットに新しいアプリケーションを導入し、最先端のデジタル体験が実現されました。このシステムによって、乗務員間のコミュニケーションが大幅に改善され、非接触型のサービスや顧客体験の向上が期待されています。
DittoのCEOで共同創業者であるAdam Fish氏は、「JALが世界有数の航空会社と見なされている理由は、顧客体験への情熱や効率的なオペレーションにあります」と述べ、これまで抱えていた情報活用の課題を解決する手段としてDittoの技術を高く評価しています。
今後、この機内食注文アプリは客室乗務員だけでなく、乗客にも展開される予定です。搭乗中に乗客が自身のスマートフォンから料理を注文し、乗務員はAppleのiPadを使いリアルタイムで注文を管理できるシステムが実現します。このシステムは、注文の履歴や好みの理解を通じて、よりパーソナライズされたサービスの提供にもつながるでしょう。
Dittoの技術はBluetooth、P2P Wi-Fi、ローカルエリアネットワークといった多様な方法でデバイス間の接続を確立し、変更点を自動的に同期させるため、複雑な接続管理を必要としません。その他にも、医療や小売、外食、エンターテインメントなど、多様な業界での活用が期待されています。
また、Dittoの技術は、オフラインでもアプリケーションが動作し続けるため、業務の中断を最小限に抑え、安定したデータ共有を実現します。これにより、さまざまな状況下でスムーズに業務を行うことが可能になります。
総じて、JALとDittoの提携によって航空業界における業務効率が大幅に向上する可能性があり、今後の展開に注目が集まっています。
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担当:アンドリュー・ワン(日本語可)