神戸製鋼所が導入したAI法務プラットフォーム『LegalOn Cloud』
株式会社神戸製鋼所は、法務業務を包括的に支援するAI法務プラットフォーム『LegalOn Cloud』の導入を発表しました。この取り組みは、日々増加する法務部への相談件数や、M&A、新たな法令、社会変化に対する業務負荷の増加に対応するためであり、契約業務の効率化と効果的なサポートを求めた結果です。
導入の背景と理由
神戸製鋼所では、近年、契約審査や相談対応が増加傾向にあります。その背景には新規事業の創出やM&Aなどが含まれており、これにより法務部は日々厳しい業務環境に直面しています。これらの課題を解決するため、神戸製鋼所は『LegalOn Cloud』の導入を決定.
このプラットフォームは、契約業務に対する効率的かつ効果的な対応を可能にし、その結果、法務部の負担が軽減されることが期待されます。契約業務は、リスクや論点の抽出、交渉方針の検討、依頼部署や取引先との協議等、多岐にわたりますが、『LegalOn Cloud』はこれらのプロセスにおいて必要なサポートを提供することができます。
期待される成果
今後の展望として、神戸製鋼所は『LegalOn Cloud』を利用することで、人が行うべき意思決定や交渉に関連する部分でもサポートを受け、業務の効率化が進むことを期待しています。特に、これまで負担となっていた作業の一部をAIが引き受けることで、法務部はより戦略的な業務に集中できる環境が整います。
『LegalOn Cloud』の特徴
『LegalOn Cloud』は、従来のリーガルテックとは異なる新しいAIテクノロジープラットフォームです。ユーザーのニーズに応じて、マターマネジメントやコントラクトマネジメント、契約審査体制などを一つのプラットフォーム上で構築することが可能です。また、業務を行う中で自然にナレッジが蓄積され、AIが自動で情報を整理してくれるため、必要な情報を必要な時にすぐに取得できる次世代のナレッジマネジメントが実現します。これにより、法務業務の執務環境が一新されるのです。
会社概要
神戸製鋼所
- - 設立: 1911年6月28日
- - 本社: 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通2-2-4
- - 事業内容: 鉄鋼、アルミ、機械など多岐にわたる工程とサービスを提供
- - 従業員数: 38,050名(2024年3月31日現在)
- - 資本金: 2,509億円(2024年3月31日現在)
LegalOn Technologies
- - 設立: 2017年4月
- - 本社: 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー19F
- - 事業内容: 法務に関するソフトウェアの開発・運営
- - 従業員数: 557名
- - 資本金: 178.5億円(資本準備金等含む/2022年6月時点)
AI法務プラットフォーム『LegalOn Cloud』の導入により、神戸製鋼所はさらに効率的かつ効果的な法務業務を実現し、競争力を一層強化することが期待されています。