JVCケンウッド、CDP2024で「気候変動」分野のリーダーとして認定
株式会社JVCケンウッドが、国際的な環境非営利団体CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)より、2024年度の「気候変動」分野においてリーダーシップレベルの「A-」(Aマイナス)スコアを獲得しました。これは、昨年のスコアを上回る評価であり、同社の今後の環境への取り組みやサステナビリティ経営の成果を示すものです。
環境へのプロアクティブなアプローチ
JVCケンウッドは、「感動と安心を世界の人々へ」という企業理念を基に、利益ある成長とグローバルな社会課題の解決を目指しています。このミッションの一環として、同社は環境への取り組みを強化し、持続可能な事業運営を推進しています。
具体的には、同社は「JKグリーン2030」という環境基本方針を制定し、すべての製品や事業活動において環境法規を遵守します。さらに、地球の「エネルギー」「資源」「生物」の持続可能な利用に貢献することを最大の目標としています。気候変動への対応としては、2050年のカーボンニュートラルを実現するための具体的な温室効果ガス(GHG)排出削減目標を設定しました。
新しい拠点での持続可能な取り組み
2024年秋には、横浜本社地区に新たな価値創造の拠点「Value Creation Square(VCS)」を設立する予定です。この拠点は、4つの拠点を集約したもので、運用に伴うエネルギー使用を大幅に削減することが期待されています。さらに、VCS内に建設を予定している新ビル「Hybrid Center」は、環境配慮型の設計で、ZEB Ready(ゼブ レディ)認証を取得し、横浜市の環境配慮制度「CASBEE横浜」でもAランクを獲得しています。
今後の情報開示の強化
2024年度には、TCFD提言に従った情報開示を進めることで、企業の環境への取り組みをより透明にし、広く知らせる計画です。ホームページや統合報告書を通じて、企業の活動がどのように持続可能な社会の実現に貢献しているかを伝えることを目指しています。
CDPとその評価基準
CDPは英国に本拠を置く国際的な非営利団体で、企業や都市の環境対策を調査・評価しています。2024年度の気候変動調査では、24,800社以上の企業を対象に、気候変動に対する目標設定や事業戦略、リスクの認識、温室効果ガスの排出量の開示について評価しています。評価は、A/A-のリーダーシップレベルからD/D-の情報開示レベルまで、8段階で行われます。
JVCケンウッドの持続可能性への取り組みは、今後も社会に良い影響を与える視点から進められていくことでしょう。
詳しくは、
JVCケンウッドのサステナビリティWebサイトや、
CDP公式ホームページをご覧ください。