埼玉県、綾瀬川での洪水予報を強化
埼玉県は新たな防災対策として、綾瀬川の洪水予報を改訂し、6時間先の水位予測に基づいた情報を発表することとなりました。この取り組みは、県民の早期避難を助けるためのもので、特に洪水のリスクが高まる季節において重要な役割を果たすでしょう。
1. 新しい洪水予報の開始日
運用が開始されるのは、令和6年8月6日(火)からです。これまでは3時間先の水位に基づく予報が行われていましたが、これからは国土交通省の関東地方整備局から提供されたデータを用います。この新しいシステムにより、より早く精度の高い情報提供が可能になります。
2. 洪水予報対象の河川と区間
対象となる河川は利根川水系の綾瀬川です。洪水予報の区間は、綾瀬川の中流部(一の橋区間)で、具体的にはさいたま市緑区大字大門字野原4910番地先から、越谷市大字蒲生字山王3794番地先までが含まれます。右岸としては川口市東川口五丁目31番14号地先から草加市金明町1361番地3地先までです。
3. 一の橋基準水位観測所
新しい洪水予報では、一の橋基準水位観測所のデータが活用されます。この観測所が提供するリアルタイムデータが、警戒情報や危険情報の発表に役立ちます。埼玉県では、何らかの異常が発生した際には速やかに情報を周知し、県民に対して注意喚起を行います。
4. 洪水関連の市町村
新たに導入される洪水予報は、さいたま市や川口市、草加市、越谷市に影響を及ぼすため、これらの地域に住む県民は特に注意が必要です。由々しき事態には早急な避難行動が求められます。これらの自治体では、情報収集が重要になります。
5. 洪水予報の重要性
洪水に関しては、相当な損害をもたらす危険性があります。このため、埼玉県と熊谷地方気象台が共同で「氾濫警戒情報」や「氾濫危険情報」を発表することが重要です。県民も定期的に防災情報を確認し、注意を怠らないようにしましょう。
6. リアルタイム防災情報の確認方法
防災情報は、以下のウェブサイトで確認できるため、ぜひ活用してください。特に、豪雨による洪水が予想される際には、即時の情報取得が必要です。
また、洪水浸水想定区域は以下のウェブサイトで確認可能です。
7. お問い合わせ先
洪水予報に関する問い合わせは、埼玉県県土整備部河川砂防課防災担当の藤田さんと増井さん、もしくは気象庁熊谷地方気象台の防災管理官である加茂さんと水害対策気象官の金子さんにご連絡ください。
新しい洪水予報システムの導入は、県民の安全を守るための重要なステップです。これからの季節、より一層の注意が求められます。