村上総務大臣が語った労働力調査と大船渡市の火災対応について

令和7年3月4日、村上総務大臣が閣議後に記者会見を行い、最近の労働力調査結果と、岩手県大船渡市で発生した山林火災について詳しい説明をしました。

労働力調査結果

最初に村上大臣は、1月の完全失業率について報告しました。季節調整値での失業率は2.5％で、先月と変わらない数値を示しています。大臣は、この数字が示す意味についてさらに詳細を知りたい場合は、統計局までお問い合わせくださいとのことでした。

岩手県大船渡市の山林火災

続いて、大臣は大船渡市の山林火災に関する質疑に答えました。現在の火災は、山林や住宅に広がり、甚大な被害を及ぼしています。大臣は、亡くなった方への哀悼の意を表すと共に、被災者や避難された方々へ心からのお見舞いを述べました。

この火災により約2,600ヘクタールの山林が焼失しており、市街地への延焼が続いている状況です。人的被害としては死者が1名、少なくとも84棟の住宅が被害を受ける可能性があります。大臣は、火災の現在の状況について、まだ調査中であると説明しました。

消火活動の強化

消火活動に関しては、村上大臣は、緊急消防援助隊の強化について言及しました。火災の状況を鑑み、14都道県からの支援を受け、岩手県内の消防本部との連携により、約2,100名の体制で消火活動に取り組んでいると述べました。

消火活動は昼夜を問わず、空中からの消火や地上からの消火活動を併用して進められています。具体的には、山側の火災に対しては消防防災ヘリコプター7機を投入し、空からの消火を行っています。また、市街地への延焼を防ぐために地上部隊が懸命に努力しています。これにより、一刻も早く火災を鎮圧することが目指されています。