クラウド環境のセキュリティを強化する新機能「CSPM」登場
株式会社スリーシェイクより、統合セキュリティプラットフォーム「Securify」に新たな機能であるCSPM(Cloud Security Posture Management)が追加されたとの発表がありました。この機能は、企業がクラウド環境におけるセキュリティリスクをより効率的に管理することを可能にします。
CSPM機能とは?
CSPMは、クラウドサービスの設定ミスやコンプライアンス違反を自動的に検出し、その状況を可視化します。従来は手作業での確認作業や複雑な運用が求められていましたが、CSPMによってその負担が軽減されることで、リスクの早期発見と適切な対策が実現します。企業はこれにより、迅速かつ効率的なリスク管理を行うことができるようになります。
CSPMの主要機能
新しいCSPM機能には、以下のような特徴があります:
1.
設定ミス検知
クラウド環境における設定ミスを即時に検出し、必要な修正方法を提示してくれます。これにより、運用の手間が大幅に減少。
2.
コンプライアンス管理
業界標準のセキュリティ基準(NISTやCISベンチマークなど)との照合が行われ、クラウド環境の適合状況を継続的に評価します。
3.
ASM・脆弱性診断との統合
SecurifyのASM(攻撃対象領域管理)機能や脆弱性診断機能と連携し、クラウド環境全体のリスクを一元的に管理できます。
4.
直感的な操作性
専門的な知識がなくても、誰でも容易に設定が可能で、リスクの可視化を実現します。
このように、CSPM機能の追加はスリーシェイクが提供する「Securify」の利便性を大幅に向上させ、企業が直面するセキュリティ課題の解決に向けた一歩となります。未来には、正式版のリリースも予定されています。
スリーシェイクの背景
スリーシェイクは、2015年に創業したテクノロジーカンパニーで、ITインフラ領域に特化した技術力を有しています。同社が提供するSREコンサルティング事業「Sreake」では、AWS、Google Cloud、Kubernetesに精通した専門家が企業の技術戦略から設計・開発・運用を一貫してサポート。さらに、クラウド型データ連携ツール「Reckoner」なども展開し、幅広い技術支援を行っています。
まとめ
「SecurifyのCSPM機能」は、企業のクラウド環境におけるリスク管理を大幅に効率化する新しいツールです。スリーシェイクは、今後も企業のサイバーセキュリティ強化に貢献していくことでしょう。興味のある方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。
Securify公式サイト。