文榮堂×山口大
2021-11-24 22:14:15

地元の未来を築く!文榮堂と山口大学が描く地方創生プロジェクト

地元の未来を築く!文榮堂×山口大学地方創生プロジェクト2021



地域文化の発信拠点としての役割を果たす書店が不足している中、全国で約380の「書店ゼロ自治体」が存在しています。山口県もその一環で、数市町村において書店が皆無の状態です。こうした過疎化の問題に立ち向かうため、地元の書店「文榮堂」は2017年度から地方創生プロジェクトをスタートさせました。2021年にはその取り組みが5回目を迎えました。

地域と共に作り上げる読書体験



2021年度のテーマは「Society5.0における新たな読書経験の提案」。山口大学経済学部の学生24名が6つのグループに分かれ、独自の本屋コンセプトを企画・運営しました。彼らは11月1日から12月31日まで、文榮堂山口大学前店の2階でそれぞれのアイデアを具現化しました。このプロジェクトは、地域の人々に新たな読書体験をもたらすことを目的としています。

各チームの魅力的な企画



1. えんぶっく
『えんぶっく』は、人と人との繋がりを深めることを目指しています。全ての本は寄付本で構成され、来店者には新たな出会いが待っています。
企画名は「本の寄付を通して縁を繋ぐ」で、贈り物の温かさを体感できる空間が広がります。

2. かざはな書店
様々な年代の読者に対する秋冬の読書推薦本を集め、売場に展開。
企画にはフォトコンと文を探す「文みっけ」があり、参加者が写真や言葉で本を紹介する新しい試みを行います。

3. 萱田書店
地域の人々の悩みを共有し、「お悩み解決掲示板」を設置して共感やアドバイスを募ります。困っている人にとって、心温まるサポートとなるでしょう。

4. Temps Livre
山口市のカフェ経営者が選んだ本を通じて、彼らの想いを伝えます。QRコードを使った新しい形で、カフェを訪れるきっかけを提供します。

5. Bookuru
若者の読書離れを受けて、読書の魅力をSNSや店舗で発信。ビブリオバトルを通じて、新たな本の世界に参加する機会を提供します。

6. ちるる
保育園のアンケートをもとに絵本を厳選し、年齢別に展示。古い絵本を持ち寄ることで、新たな物語と出会うことができます。

地域共同の架け橋



文榮堂の地域創生プロジェクトは、地域社会と学生たちの相互作用を生み出す重要な役割を果たしています。出店場所は文榮堂山口大学前店2階で、取り扱い商品は書籍や雑誌、文具など多岐にわたります。学生たちは店舗の運営から商品選定、販促活動まで手がけ、実際の経営に触れながら地域との繋がりを深めています。評価基準には、企画の新しさやコミュニティへの貢献度が含まれ、優れたアイデアが表彰されます。

このプロジェクトは、山口県の過疎化問題に立ち向かう新たな道を開き、地域に根ざした文化の発信を促進するものです。

会社情報

会社名
株式会社積文館書店
住所
福岡県福岡市中央区天神2丁目8番215号
電話番号
092-526-2311

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