東日本大震災から14年が経過し、この大震災の影響は依然として多くの人々の心の中に色濃く残っています。しかし、その一方で年月の経過とともに、震災の記憶や被災地への関心が薄れているという現実もあります。このため、震災の風化を防ぎ、次の世代にその教訓を伝えていくことが重要です。
そんな想いを込めて、東京都と東北4県(青森県、岩手県、宮城県、福島県)は、3月7日(金)から3月11日(火)までの5日間、汐留シオサイトで「東日本大震災風化防止イベント」を開催します。イベントのテーマは「つながる気持ち。つむぐ未来。」で、復興支援への感謝を伝えると同時に、被災地の現状やその魅力、防災情報などを発信します。
イベントの概要
- - 日時:令和7年3月7日(金)~3月11日(火)、各日11時00分から19時00分
- - 会場:汐留シオサイト プラザ汐留シオサイト店前通路広場(東京都港区東新橋1-5-25)
- - 公式サイト:ふっこうフォーラム2025
イベント内容は多岐にわたります。初日は、みやぎ絆大使である俳優の宮世琉弥さんによる応援メッセージの上映が予定されており、訪れる人々に勇気を与えることでしょう。また、東北4県の復興状況や東京都の支援活動を紹介するパネル展示や、VR視聴体験を通じて、観客はより深く復興の実態を理解することができます。
震災伝承の重要性を学ぶ防災コーナーや防災クイズも設けられており、親子で楽しみながら防災への意識を高められる内容となっています。また、防災グッズの展示コーナーが設置され、実際に防災に役立つ商品を確認することができます。
さらに、東北4県の特産品や地酒、工芸品の販売も行われ、来場者は復興支援だけでなく、地域の魅力を感じることができます。最終日の3月11日(火)には、14時30分から福島県主催の東日本大震災追悼復興祈念式の映像を中継します。これをきっかけに、震災の記憶を新たにし、復興への強い意志を再確認する良い機会となることでしょう。
最後に、SNSを活用したハッシュタグキャンペーンも行われます。期間中に公式アカウントをフォローし、ハッシュタグ「#東北4県とっておき」を使用して、特別な東北4県のグルメや風景、産品の写真を投稿すると、抽選で100名に東北の美味しいグルメがプレゼントされます。InstagramやX(旧Twitter)での参加が可能です。これを通じて、より多くの人々が東北地方の魅力に触れることを期待しています。
このイベントは、東日本大震災の記憶を次世代に引き継ぐための重要な機会です。ぜひ、皆さんも足を運んでいただき、復興支援の輪を広げていきましょう。