キャムコムとAZ-COM丸和が協力協定を締結し災害支援体制を強化

キャムコムとAZ-COM丸和の協力協定

2025年8月1日、東京都新宿区に本社を置くキャムコムグループの株式会社キャムコムと、埼玉県吉川市に本社を構えるAZ-COM丸和ホールディングス株式会社が「大規模災害時における相互協力協定」を締結しました。この協定により、両社は大規模災害発生時の被災地支援に向けた協力体制を強化します。

協定締結の背景

近年、日本各地で自然災害が頻発しており、東日本大震災や能登半島地震の影響を受けた地域も多くあります。このような状況下で、大規模災害に備えた物流インフラや人材確保の重要性が一段と高まっています。特に、物資を迅速かつ的確に被災地に届けるための体制を構築することが急務とされています。両社はそれぞれの強みを生かして、支援物資の輸送や運営に関する連携を深めることが求められています。

協力協定により、AZ-COM丸和ホールディングスの子会社である丸和運輸機関と、キャムコムの傘下にある綜合キャリアオプション、バイトレ、ロジテックなどを含めた合計6社が協力し、被災地への支援物資の輸送や、輸送拠点での支援業務を行うこととなります。

協力内容

この協定では、以下の3つの取り組みが協力されます。

1. 大規模災害時の物流等に関する研修会を開催し、支援業務を行うための人材教育を行う。
2. バイトレ、ロジテック、綜合キャリアオプションを通じて、大規模災害発生時に必要な人材を迅速に募集する。
3. 支援業務の運営に関して共同研究プロジェクトを設立し、運用の合理化と効率化を図る。

この他にも「災害時の人的支援」「災害対策の拠点情報の共有」「システムの共同開発」などの分野でも共同研究を行う予定です。

代表者のコメント

株式会社キャムコムの代表取締役、宮林利彦氏は「AZ-COM丸和ホールディングスとの協力協定を締結できたことは大変光栄。日本各地での大規模災害に対して、我々が社会的責任を果たすことが重要」と、協定に対する強い意気込みを述べています。また、AZ-COM丸和ホールディングスの代表取締役社長、和佐見勝氏も「自然災害時の物資を必要な人々へ届けることが我々の使命。両社の強みを掛け合わせ、災害時の支援体制を強化する」と語っています。