『アニコム 家庭どうぶつ白書2025』発表
近年、ペットを飼う人々が増加する中で、ペットの健康問題に対する関心も高まっています。そんな中、アニコムホールディングスは、家庭用どうぶつの疾患データをまとめた『アニコム 家庭どうぶつ白書2025』を発表しました。この白書は、2010年から毎年更新されており、世界最大規模であるとされるペットの疫学データを網羅しています。
疾患データとその重要性
『家庭どうぶつ白書2025』では、アニコム損保のペット保険における保険金請求データを基にした疾患統計に加え、独自のアンケート調査の結果も盛り込まれています。このデータは、飼い主だけでなく、獣医師や研究機関にとっても貴重です。特に、犬や猫の平均寿命や人気の犬種・猫種、健康状態に関する情報は、ペットの健康管理を考える上で欠かせません。
平均寿命と犬種・猫種の査定
調査によると、犬の平均寿命は14.1歳、猫は14.5歳とされています。中でも、犬種別では「トイ・プードル」と猫種別では「日本猫」がトップに立ち、どちらも15.3歳の平均寿命を記録しています。このデータは、ペットを長生きさせるための要因を考える上で重要な指針になります。
健康診断の実施状況
この白書には、健康診断に関する調査も含まれており、飼い主がどれくらいの頻度で受診しているか、その費用、また、診断結果を受けて日常の管理をどう変えたかを明らかにする内容が記載されています。これにより、飼い主の意識の変化や、健康管理の手助けとなる情報を得られます。
アニコムの研究活動
また、アニコムグループは口腔内細菌や腸内細菌と健康との関連性についての研究を行っており、こちらについても詳細が掲載されています。ペットの健康をさらに深く理解するための重要な取り組みです。
表紙モデルの紹介
『家庭どうぶつ白書2025』では、SNSを通じて公募した表紙モデルの犬と猫も紹介されています。犬モデルはアオちゃんというウェルシュ・コーギーで、元気で愛らしい姿が魅力です。一方、猫モデルの幸福ちゃんは、ペルシャ猫で撮影時にはリラックスした表情を見せ、多くの人を魅了しました。
予防の重要性
アニコムは、この白書を通じて「データの公開は予防につながる」という理念を持っています。ペット保険に加入しているどうぶつたちの情報をもとに、彼らの健康を守る手助けをするために、データを分析し集約しています。ペットは言葉を話せない存在ですが、そのデータを通じて、彼らの健康状態を知り、愛情を持って接するための材料とすることができます。
まとめ
『家庭どうぶつ白書2025』は、ペットの健康に関する貴重な情報を提供するものであり、飼い主にとっても獣医さんにとっても大切な資料です。ぜひ、このデータを基にして、愛するペットとの生活をより良いものにしていきましょう。
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