豊橋発祥の柏餅、春の風味を彩る5種類
愛知県豊橋市にある老舗和菓子店「お亀堂」が、2023年4月中旬より新たに柏餅5種類の販売を開始します。これは、三河地方の郷土料理である柏餅を現代に甦らせたもので、和菓子文化の伝承とも言える特別な品々です。お亀堂は70年以上の歴史を有し、地域に根ざした和菓子作りを続けてきたため、その信頼性は高いです。
柏餅の魅力とは
柏餅は、端午の節句に食べる伝統的な和菓子です。この餅は、柏の葉で包まれており、新芽が伸びるまで古い葉が落ちない特性から、家旺盛を象徴します。このような日本の四季を感じるアイテムとして、家庭の幸せや繁栄の象徴ともなっています。
お亀堂では、毎朝丁寧に選ばれた柏の葉を用いて、一つ一つの柏餅を手作業で製作しています。そのため、味のクオリティと共に、見た目にもこだわりがあります。現在販売される柏餅は、以下の5種類です。
1.
白みそ餡 - 中部地区では珍しい西京味噌を使った甘く、風味豊かな一品。
2.
もろこし - 三河地方ならではの郷土食材を使った、素朴な味わい。
3.
よもぎ餅 - 新鮮なよもぎを練り込んだ、香り高い餅。
4.
つぶ餡 - 厳選された北海道十勝産の小豆を使ったつぶあん。
5.
こし餡 - 滑らかな口当たりのこしあんが魅力です。
これらの柏餅は、各店で販売されており、それぞれ260円または280円というリーズナブルな価格で楽しめます。
伝説の始まり:豊橋の柏餅
柏餅のルーツとも言われるエピソードがあります。それは、三河・二川と遠州・白須賀の国境、いわゆる「猿ヶ番場」と呼ばれる地点にある茶屋の老夫婦が、豊臣秀吉に柏餅を振る舞ったことから始まります。秀吉は「勝ち和餅」と聞き間違え、この名から縁起を担いで全ての餅を購入しました。この伝説の後、柏餅は全国に広まり、特に江戸時代には武士や庶民の間で端午の節句の定番となりました。
商品情報
- - 柏餅(こし・つぶ・草):260円
- - 柏餅(もろこし・みそ):280円
- - 販売期間:4月15日から5月7日
- - 販売店舗:お亀堂直営店各店
スイーツとしてはもちろん、家族の集まりやちょっとしたお土産にも最適です。ぜひ、春のこの時期に柏餅を通じて、和菓子の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
お亀堂の紹介
お亀堂は、愛知県三河地域で70年以上の歴史を持つ和菓子店です。常に挑戦と革新を続けながら、日本の伝統文化を守り、発展させています。四季折々の和菓子を提供し、慶事や弔事など様々なシーンでご利用いただける商品を揃えています。また、甘味茶屋やおむすびも提供しており、訪れる人々に温かい笑顔をお届けしています。
会社情報
- - 会社名:株式会社お亀堂
- - 所在地:愛知県豊橋市南小池町164
- - 代表取締役:森貴比古
- - 公式サイト:お亀堂公式サイト
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