高校生のAI活用授業、未来の学びを探求するオンライン公開
株式会社クアリアは、2025年12月18日に長野県の公立高校、伊那弥生ケ丘高等学校からの依頼を受けて、探究学習におけるAI活用の特別授業をオンラインで一般公開します。この授業は、全国の教育関係者がZoomを通じて参観できる形式で行われ、通常の授業の場面をリアルタイムで体験することができます。
授業の背景
高校生を対象にした調査では、94%が生成AIを週に1回以上使用し、17%は毎日使用していることがわかりました。今や生成AIは特別な技術ではなく、多くの高校生の日常に溶け込んでいます。しかし、学校現場ではAIツールの導入に多くの時間がかかる一方で、生徒がAIとの効果的な関わり方を学ぶ機会が不足しています。
今回の授業では、このギャップを埋める目的で、リアルな授業の様子を配信し、AIを上手に活用するための実践的なノウハウを共有します。教員や教育関係者にとっても、新たな価値ある情報を得る機会となることを目指しています。
授業概要
本授業のタイトルは「AIに振り回されず、使いこなす 〜 思考・判断・表現を磨くための実践方法 〜」。実施者はクアリアのCTO、平田正英氏で、長野県伊那弥生ケ丘高等学校の2年生を対象に行われます。授業は2025年12月18日の14:30から16:00まで、Zoomによるライブ配信のみとなります。参加は無料で、事前に申し込みが必要です。
参加の意義
授業を企画した小川幸司先生は、学生がAIを学習にどう活かすかが未だに大きな課題であると指摘しています。多くの学生はAIを簡単に利用している一方で、実際の学習で使う際には戸惑いが生じていることがあるそうです。これは、AIを有効に活用するための学びの機会が不足している結果と考えられています。
平田氏は、「AIは非常に便利なツール。しかし、頼りすぎずに自分の考えとどう組み合わせて使うかが大切だ」と述べています。AIとの対話を通じて探究を深めることが、今後の学びの方向性になると強調しています。
まとめ
この授業は、AIを利用した探究学習の重要性を広める大きな一歩です。教育現場でのAI活用の可能性を示す良い機会であり、多くの教育関係者が参加することで、今後の教育が進化することが期待されます。参加を希望される方は、必ず事前に申し込みを行ってください。さらに詳しい情報はクアリアの公式ウェブサイトでご確認いただけます。教育の未来に向けて、新しい一歩を踏み出しましょう。