滋賀経済同友会での「攻めのGX」セミナーの成果と展望
最近、滋賀経済同友会の「滋賀未来人財」部会で、株式会社スキルアップNeXtの代表である田原眞一氏が登壇しました。セミナーのテーマは「攻めのGX」、すなわち、脱炭素分野での新ビジネスモデルの構築に向けた取り組みについてでした。
セミナーの背景
滋賀未来人財部会は、グリーン・リスキリングをテーマにしており、次世代の経営者を育成するためのさまざまな支援策に取り組んでいます。現在、GX(グリーントランスフォーメーション)推進の必要性が叫ばれており、特に中堅・中小企業でも守りの姿勢から攻めへと転じ、新たなビジネスチャンスを見出すことが求められています。
田原氏の講演では、脱炭素社会に向けた動きや、企業がどのように自社の強みを生かしなからGX分野での新しい事業を考えていくかが議論されました。
セミナーの内容
当日は、オンラインとオフラインでの参加者34名を迎えて実施されました。セミナーは2部構成で、第一部では「攻めのGX」の必要性、自社の強みを活用した新事業のアイデア生成方法を中心に講義が行われました。具体的には、以下の項目が紹介されました:
1.
攻めのGXとは何か
2.
GXの全体像と最新動向
3.
大企業の直面している課題と期待
4.
取り組み事例の紹介
5.
新事業展開に必要な思考フレーム
6.
GX人材育成の重要性
第二部では、参加企業間でのグループワークが行われ、GX推進のための取り組みや場の設計について活発な意見交換が行われました。多様な業種から集まった経営者たちがそれぞれの視点を持ち寄り、興味深い取り組みアイデアが浮かび上がる場面が見受けられました。
参加者の反響
参加者からは、「攻めのGXについて具体的な事例が知れたことで、自社でも実践したいと思った」といった声や、「今後のビジネスで脱炭素は避けられないテーマであり、今回のセミナーで得た知識は非常に役立つ」との反応がありました。皆が持つ共通の理解が、今後の滋賀県内でのGX関連事業の展開に寄与することが期待されます。
田原氏のプロフィール
田原氏は、新卒でITエンジニアやプロジェクトマネージャーを経験した後、リクルートにて多くのAIやデータ分析プロジェクトに関与しました。2018年にはスキルアップAI(現・スキルアップNeXt)を設立し、AI人材育成事業を展開。環境問題に対しても大学での学びを活かし、2022年にはGX人材育成事業を開始しています。経済産業省のGXリーグにおいても重要な役割を果たしています。
まとめ
滋賀経済同友会での「攻めのGX」セミナーは、今後の企業が持続可能な成長を遂げるための重要なヒントを多く提供しました。脱炭素やGXに向けた新たなビジネスモデルの創出は、地域経済だけでなく、日本全国においても意味のある取り組みと言えるでしょう。今後もこのような活動を通じて、企業・経営者の意識が高まり、持続可能な未来が実現されることを願っています。