宮崎牛第5安栄の魅力とその経緯
日本の畜産界において、特に注目を集めている『宮崎牛第5安栄』が、2022年の全国和牛共進会で内閣総理大臣賞を受賞しました。この受賞を受けて、クラウドファンディングにも成功し、500%を超える支援を得ました。その背景には、今までの評価基準を覆す新たな「旨味」に根差したプロジェクトがあります。
旨味特化の黒毛和牛の誕生
『宮崎牛第5安栄』は、旨味成分の指標であるオレイン酸率が65.1%という驚異的な数値を誇ります。さらには脂身の融点が20数度と低く、口に入れた瞬間にトロリと溶ける感覚を楽しめます。この旨味を生かすために、交配や肥育の際には「サシ」の見た目ではなく、肉の特性にのみ焦点を当てました。
受賞の背後にあった苦労
もちろん、このような成果に至るまでの道筋は険しいものでした。特に、平成22年に宮崎県で発生した口蹄疫の影響は深刻で、数多くの家畜が処分され、その中には宮崎牛の種牛も含まれていました。残った牛たちから新たにスタートを切る際には、多くの困難がありましたが、地域全体での取り組みが功を奏し、現在もその活動は続いています。
畜産農家の現在の課題
しかし、受賞による名声にも関わらず、現状の畜産農家は厳しい状況です。円安や燃料代、飼料代の高騰により、経営は厳しく、活躍の場を求める農家にとって『第5安栄』の育成はリスクある選択です。現在の出荷数は月にわずか数頭という状況で、確保したい人気の肉が手に入るかは運次第です。
クラウドファンディングの目的
今回のクラウドファンディングでは、より多くの人々に『宮崎牛第5安栄』の存在を知ってもらい、支援を広げることを目指しています。また、あわせてECサイトでも厳選した宮崎牛や『第5安栄』の販売を進めています。限られた数量ではありますが、ぜひ多くの方にこの美味しさを味わってもらいたいと思います。
YAKINIKU-FACTORYについて
株式会社YAKINIKU-FACTORYは、代表の乙守泰蔵が家業の食肉仕入れ業と畜産業で得た知識を基に、宮崎牛を厳選して提供しています。その目指すところは「美味しい宮崎牛を世界に」。今後も国内外での展開を視野に入れ、美味しさの探求を続けていきます。たとえば、香港やベトナム、ロンドンへの進出も計画しています。
最後に
美味しい『宮崎牛第5安栄』の販売を通じて、グルメ体験を享受しつつ、宮崎の畜産農家を支援することができるこの機会を、多くの方に利用してもらえることを期待しています。ご興味のある方は、ぜひECサイトを訪れてください。
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