一宮市に新たな移動手段「イッテミーヤ」が登場
名古屋鉄道は、愛知県一宮市に特化したMaaSサイト「イッテミーヤ」のサービスを、11月1日(金)より開始します。このサイトは、一宮市内の公共交通を利用する地域住民や訪れる人々が、よりスムーズに移動し、周遊や交流を深めることを目的としています。地域の活性化を促進するための重要なステップです。
MaaSサイト「イッテミーヤ」の概要
「イッテミーヤ」は、名古屋鉄道が提供するエリア版MaaSアプリ「CentX」を活用したプラットフォームです。このサービスは、公共交通の利便性を向上させるための機能を提供しています。アプリのダウンロードは必要なく、Webブラウザから下記のURLにアクセスすることで利用できます。
http://maas.meitetsu.co.jp/ichinomiya/
利用開始の日が近づくにつれ、多くの市民や観光客が新たな便利な移動手段を待ち望んでいることでしょう。
サービスの主な機能
「イッテミーヤ」は、以下の豊富なサービスを提供しています:
1.
デジタルチケット販売
一宮地区内を運行する「i-バス」の1日乗車券や回数券、さらに名鉄バスを含む市内全バス路線で利用可能な「一宮おでかけバス手形」をデジタル形式で販売します。これにより、24時間どこからでも簡単に購入できます。
2.
バス運行状況の確認
一宮市内で乗車可能な「i-バス」や名鉄バスの運行状況をリアルタイムで確認できるバスロケーションシステムを利用できます。時間を無駄にせず、安心して時間を計画できるでしょう。
3.
ルート・地図検索
出発地と目的地を指定することで経路検索ができ、周囲の観光スポットも地図上で簡単に探せます。地元の魅力を再発見する手助けになる機能です。
4.
i-バスミニ予約
公共交通が利用しづらい地域にお住まいの方々も安心。タクシー車両を利用した「i-バスミニ」の予約が可能で、バス停までの移動が便利になります。
5.
タクシー予約
市内のタクシー会社の電話やWeb予約を通じて、ストレスなく移動手段を確保できます。特に名鉄グループ会社のWeb予約ではスムーズな手続きが可能です。
6.
デジタルスタンプラリー
地域を巡る楽しみを提供するスタンプラリーにも参加できる機会が設けられます。観光を楽しみながらスタンプを集める、新たな楽しみ方です。
地域活性化に向けて
この取り組みは、名鉄グループが掲げる中期経営計画(2024年度〜2026年度)において、「公共交通を中心とするモビリティネットワークの実現」をテーマとしています。一宮市が地域として一丸となり、交通機関の利便性を高め、訪れる人々にとっても居心地の良い場所となることが期待されます。
デジタル時代に適した新たな交通サービス「イッテミーヤ」は、地域内外の交流を促進し、活気をもたらすことを目指しています。11月1日からの運用開始に向けて、地域住民をはじめ利用者からの反響が楽しみです。