株式会社スペイシー、GYYMを子会社化
株式会社スペイシー(東京都港区、代表取締役:平川雅一)は、三菱地所株式会社の新事業子会社である株式会社GYYM(東京都千代田区、代表取締役:橋本龍也。三菱地所100%子会社)の全株式を、10月1日付で譲り受け、GYYMを子会社化することに合意しました。この統合により、フィットネス産業におけるサービスの拡大が期待されています。
GYYMとは
GYYMは、ジムやフィットネスプログラムにアクセスするための新しい形のプラットフォームです。会員になるための入会金や月会費が不要で、1チケットで提携施設をその都度利用できる利便性が魅力です。ユーザーはスマートフォンで簡単に登録し、プログラムを予約することで、数時間後には新しいフィットネス体験を手軽に楽しむことができます。2025年10月1日現在、GYYMには900以上の人気施設が参加しており、その数は増加の一途です。
サービス展開と成長
GYYMは2019年11月に設立された「フィットネスジムの都度利用型サービス」としてスタートしました。設立以来、コロナ禍の影響を受けながらも着実に黒字化を達成し、2025年9月末時点で会員数は約11万人、提携施設数は累計で1200を超えました。2023年6月からは法人契約によるサービスの提供を開始し、企業の福利厚生プログラムとしてIT企業や医療法人などでの導入が進んでいます。
スペイシーとのシナジー
今回の株式譲受は、GYYMのさらなる成長を目指すものです。スペイシーは、会議室やフィットネススペースなど、全国で12,000か所の利用予約サービスを展開し、ユーザーに合わせたサービスを提供しています。この運営エンジニアリングやマーケティングノウハウをGYYMに活用することで、顧客にとってより魅力的なサービスへと進化を遂げることが期待されています。
GYYMは三菱地所グループ内でのシナジーを活かしながら、テナントサービスと連携した展開や、商業・ホテル施設との協力を模索し、より多くのお客様に利用してもらうことを目指しています。このような背景の中、スペイシーが持つ60万人以上の会員データやマーケティング戦略を活用することで、フィットネス事業が加速することが見込まれます。
GYYMとスペイシーの概要
GYYM株式会社は2019年に設立され、主にフィットネス施設の都度利用プラットフォームサービスを企画、開発、運用しています。一方、株式会社スペイシーは2013年に設立され、会議室予約サービス「スペイシー」を運営。両社の連携によって、フィットネス市場における競争力が格段に向上することでしょう。
今後の展望
今後、GYYMとスペイシーの統合がもたらす新たなフィットネスサービスの展開に注目です。特に、健康意識が高まる現代において、フィットネスは自己管理の一環として重視されるようになっています。両社の協力によるイノベーションが実現することで、ユーザーにとってより使いやすく、魅力的なフィットネス環境の提供が期待されます。
この統合により、フィットネス業界の新たなスタンダードを築いていく取り組みに、大きな期待が寄せられています。