事業創造の天才、山中哲男氏がiU教授に就任!「付加価値学」プロジェクト始動
2025年度から、事業創造家の山中哲男氏が国際大学(iU)の教授に就任することが決定しました。iUが新たに創設した「プロジェクト教授」という非常勤の正教授ポジションに就き、学生や客員教員・研究員と連携して産学連携プロジェクトを推進します。
山中氏は、2025年度から「付加価値学」プロジェクトを率います。このプロジェクトでは、生産人口減少という課題に対し、大企業から中小企業まで、あらゆる規模の企業が取り組むべき付加価値の創造に焦点を当てます。サービスやプロダクトの価値を最大化し、特に日本らしさの再定義を通して国内だけでなくグローバル視点での価値創造を目指します。顧客ニーズだけでなく潜在的ニーズにも向き合い、合理性や効率性を超えた価値を生み出すことを目指します。
山中氏は、株式会社トイトマの代表取締役社長を務め、バルニバービ、グリーンエナジー&カンパニー、ダイブ、ヒューマンライフコードなど数多くの企業の社外取締役も兼任しています。大阪・関西万博2025事業化支援プロジェクトチームのサブリーダーやうめきた2期プロジェクト「VS.」の戦略アドバイザーなど、様々なプロジェクトにも携わっています。経済産業省I-OPEN有識者委員など、委員も多数歴任し、医療、金融、不動産、飲食、宇宙、IT、人材、ヘルスケア、物流、ものづくり、行政プロジェクトなど、多岐にわたる分野で事業創造の専門家として活躍しています。
山中氏は、現代社会において、素晴らしいモノやサービスがあっても選ばれる必要があり、適切に収益を得ることが重要だと考えています。収益を得られない状況は、働く環境の悪化や低賃金化、取引先への値下げ交渉、未来への投資ができない状況につながり、持続可能な取り組みとはなり得ません。日本には素晴らしい技術やノウハウ、サービスがあるため、それらの価値を可視化し、価値を探求しながら“付加価値”を生み出していくことで、持続可能な経済循環を創造できると考えています。
iU学長の中村伊知哉氏は、山中氏を「事業創造の天才」と称し、「ヤバいひと」と評しています。20歳近く若いにも関わらず、各地の大型プロジェクトを企画・実装し、成功に導いてきた実績を高く評価しています。政府からも引っ張りだこで、iUでは人口減少問題に付加価値の創造で対応するという巨大スケールのプロジェクトを立ち上げ、大きな期待を寄せています。
iUは、山中氏を含む10名程度のプロジェクト教授を採用する計画です。様々な分野の専門家が集結し、学生や研究者と共に、新たな価値を創造していく予定です。