チャンスを広げるキンコーズの奨学支援
キンコーズ・ジャパン株式会社は、2025年8月、公益財団法人教育支援グローバル基金(ビヨンドトゥモロー)との協働により、特別授業「伝える力」をテーマにしたプログラムを実施しました。社会的、経済的に厳しい環境にいる学生たちを対象に、彼らの学びを促進するため、ポスター制作を通じて「伝える力」やディレクション力を磨く内容となりました。
特別授業の内容
このプログラムでは、高校生や大学生から構成された17名の参加者が、キンコーズのクリエイティブデザインセンターの協力のもと、特別な経験を得ることができました。代表的な4名の高校生が、ビヨンドトゥモローの魅力を伝えるポスターを制作する際、彼らの考えや想いを言語化し、周囲に的確に伝えるスキルを習得しました。この過程で、キンコーズのデザイナーによる制作プロセスの講義も行われ、顧客の想いを聞き出す方法や、ディレクションについて詳しい指導がありました。
工場見学から学ぶ
また、このプログラムの一環として行われた印刷工場の見学では、学生たちが印刷物が完成するまでの過程を実際に目にし、印刷現場での作業の詳細やさまざまな素材に触れることができました。参加者は、自分たちのポスターが形になる瞬間を目の当たりにし、プロの世界を身近に感じる貴重な体験をしました。
学生たちの声
このプログラムに参加した学生たちからは、感想が多く寄せられました。
- - 高校3年生: 「キンコーズの話はとても参考になり、将来活かそうと思いました。」
- - 高校3年生: 「共同制作の発表で即興で話す力を意識し、伝えることの重要性を再確認。良い経験でした。」
- - 大学1年生: 「印刷現場を見学して働きたいという気持ちが芽生えました。デザインや服飾の専門学校にも興味が湧きました。」
このような学生たちの声が、今回のプログラムの意義を物語っています。彼らは、実際に多くのことを学び、次のキャリアに向けての自信を深めたようです。
プログラムの成果
制作されたポスターは、次年度のビヨンドトゥモローの奨学生募集用デザインとして採用されることが決まりました。これにより、学生自身の想いや意図が反映された作品は、彼らにとって大きな達成感に繋がりました。
キンコーズは、今後も物品提供に留まらず、体験型プログラムを通じて若者たちに多くの学びを実現し、持続可能な社会の構築に貢献していく考えです。
ビヨンドトゥモローについて
公益財団法人教育支援グローバル基金は、経済的に厳しい状況にある学生たちを支援するための様々なプログラムを展開しています。彼らは、社会のために力を添える存在になりたいと考える若者への奨学金支給や人材育成プログラムを通じて、未来のリーダーを育てることを目指しています。
このような取り組みは、若者にとって希望の光となり、彼らの未来を明るくする一歩になります。