ミスミ、機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy」で北米向けサービス強化
株式会社ミスミグループ本社は、機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」を通じて、北米市場に向けた新たなサービスを展開します。本サービスは、2024年2月より「インチ(ユニファイ)ねじ」の自動見積もりを開始し、顧客のニーズに応えることを目指しています。
背景
「meviy」は2021年12月に欧州でサービスを開始して以来、北米、中国、最終的にはアジア圏へと拡大しています。21年から23年までの3年間で、海外売上比率は15%に達しており、その成長は顕著です。特に北米においては、精密機械を用いる多くの製品に利用されるインチ(ユニファイ)ねじの需要が高いことから、これに対する自動見積もりサービスを導入する運びとなりました。
このサービスの開始により、従来の日本規格(JIS)とは異なる規格であるインチ規格のねじに容易にアクセスできるようになります。顧客はこのプラットフォームを通じて、機械部品の調達をより効率的かつ迅速に実現できます。
サービスの詳細
新たに追加されるサービスには、「切削加工(角物)」や「切削加工(丸物)」があり、対象はインチ(ユニファイ)ねじのタップねじ、及びおねじとめねじです。これにより、メビーのユーザーは多様なニーズに応えることが可能となります。特に、AI技術を駆使した即時見積もり機能により、従来の部品調達プロセスで発生していた作業時間を大幅に削減し、効率性を大いに向上させます。
meviyとは
「meviy」は、機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが即座に見積もりを生成します。このシステムはデジタル製造に基づいており、最短1日で部品を出荷することができます。これにより、顧客は従来の調達プロセスにおける非効率を解消し、時間とコストを節約できます。実際に、meviyは国内市場において4年連続シェアNo.1を獲得しており、また第9回ものづくり日本大賞でも「内閣総理大臣賞」を受賞するなど、高い評価を得ています。
現在、ミスミはグローバル展開を進めており、部品調達DXを通じて国際的に時間価値を提供しています。顧客の声も重視しており、今後もさらなるサービスの向上に注力する方針です。
ミスミについて
ミスミは、オートメーションの現場で必要となる機械部品や工具、消耗品を、グローバルで31.8万社に販売しています。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を取り扱う商社として、ユニークなビジネスモデルを展開しており、迅速な納期を実現しています。私たちは、顧客の利便性を向上させるために、常に新しいサービスを模索し続けます。
今回の北米向けサービス強化は、まさにその一環であり、今後もお客様の期待に応えていく所存です。
詳細は
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