マガジンハウス、Oliveプロジェクトで懐かしの女性誌を再考する

Oliveプロジェクトの概要

2015年、株式会社マガジンハウスは設立70周年を迎え、特別なプロジェクトとして「Oliveプロジェクト」を発足することを発表しました。このプロジェクトは、雑誌《Olive》が持つ時代文化や共感性に再びスポットを当てるもので、電通との協力のもと進められます。

雑誌《Olive》の歴史

雑誌《Olive》は1982年に創刊され、2003年までの約20年間にわたり、若者のファッションやカルチャーを幅広く取り上げたライフスタイル誌として知られています。従来の女性誌とは異なる新しいスタイルを提示した《Olive》は、読者の間に「Olive少女」という独特のブランドイメージを築き上げました。当時の読者は、今では社会に影響を与える大人の女性たちとして成長し、彼女たちを指して「元・Olive少女」と呼ぶことができます。

休刊から10年以上経った今も、《Olive》の名前はファッションやカルチャーの分野で語り継がれ、多くの人々にその影響を与え続けています。そんな《Olive》と「元・Olive少女」たちの持つ社会的な意味を再考するために、マガジンハウスはこのプロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトの内容

「Oliveプロジェクト」は、2014年9月24日にソーシャルメディア上に公式ページを設立し、情報発信を行う予定です。さらに、「なぜオリーブなのか？」というテーマに基づいたイベントも企画されています。これにより、雑誌が持つ地域社会や文化への影響力を広げることが期待されています。

2015年3月には、《GINZA》の別冊付録として《Olive》特別号が発行される予定です。この特別号では、スーパーバイザーとして淀川美代子氏（現『MAISHA』編集長、元《Olive》編集長）や、ゲストエディターとして岡本仁氏（現ランドスケーププロダクツ、元《relax》編集長）を迎え、多数のクリエーターとのコラボレーションが計画されています。

特別号の概要

- 発行: 株式会社マガジンハウス
- 編集長: 中島敏子（GINZA編集長）
- マーケティング＆コミュニケーション: 電通
- 媒体概要: 2015年3月12日発売の《GINZA》別冊付録（約100ページを予定）

※「Oliveプロジェクト」の公式Facebookページも設立され、最新情報がシェアされます。

【Oliveプロジェクト公式ページ】

このプロジェクトは、過去の影響を振り返りつつ、未来へとつながる新たな視点を提供することを目指しています。若い女性たちが共感し、自らをネクスト・Oliveへとつなげる機会になることを願っています。