OTセキュリティの新提案
2024-08-26 11:25:23

テリロジーが新たなOTセキュリティソリューションを提供開始

テリロジー、OTシステムの新たなリカバリーソリューションを提供開始



株式会社テリロジーは、イスラエルのSalvador Technologies社と提携し、可用性が求められるOT(オペレーショナルテクノロジー)システム向けに、セキュアなバッキングと迅速な復旧を実現する「Cyber Recovery Unit(サイバーリカバリーユニット、CRU)」の販売を開始しました。この革新的なソリューションは、特に製造業や重要インフラの安全性を確保するために設計されています。

OTシステムは、従来のIT環境よりも多くのリスクにさらされています。特に最近では、工場のスマート化が進む中でサイバー攻撃のリスクが急増しているため、企業はより強力なセキュリティ対策を求めています。テリロジーは、このニーズに応えるべく、Salvador Technologies社との協業を開始しました。

最新技術の導入



Salvador Technologies社が提供する「CRU」は、特許取得済みのエアギャップ技術に基づいており、バックアップデータを安全に保管する3枚のディスクを使用しています。このディスクは、サイバーインシデントが発生した際に、直接起動することが可能で、リストアにかかる時間を大幅に短縮します。実際、CRUを使えば、最大で30秒でシステムを復旧することができます。

最近、世界中で発生したソフトウェアのアップデートに起因する大規模な障害においても、このCRUを導入している企業は、障害に気づいてからわずか数分で通常業務に復帰することができたと報告されています。このように、CRUは重要インフラを支える企業にとって、迅速な復旧を可能にする非常に重要なツールです。

簡単な操作性



CRUの導入や操作は非常に簡単で、ITの専門知識がない方でも手軽に利用できます。USBを接続し、ボタンを押すだけで設定を行うことができ、1分程度で利用開始できます。その手軽さは、多くの現場での導入を後押しするでしょう。

また、CRUは、コンピュータに同時に接続されるディスクが1枚のみで、残りはエアギャップ技術により物理的に隔離されます。これにより、バックアップデータがマルウェアに感染するリスクを大幅に低下させます。

テリロジーの取り組み



テリロジーは、OTセキュリティポートフォリオを通じて、お客様のOT環境に関わる多様なセキュリティ課題を解決すべく活動しています。日本およびベトナムの製造業や重要インフラのセキュリティ対策を強化し、最先端のソリューションを提供することで、利用者に安心安全な環境を提供することを目指しています。

テリロジーの社長、鈴木達氏は、「今回の協業を通じて、サイバーインシデントの防止だけでなく、復旧手段の向上にも貢献していく方針です。これにより、より堅牢なOT環境の構築を目指します」と述べています。

今後もテリロジーは、グローバルなネットワークを最大限に活用し、OT/ICSのサイバーレジリエンスを高めていく見込みです。機関のセキュリティニーズに応えるため、パートナーシップの拡充を図り、安心の提供に努めていくことを誓います。

Salvador Technologiesの役割



Salvador Technologies社は、OTおよびICS領域に特化したリカバリー・セキュリティ技術を供給しています。業界の中で、ダウンタイムを最小限に収めるための革新的なソリューションと対応策が評価されており、さまざまな重要インフラ企業で利用されています。

詳細情報は、Salvador Technologies社の公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社テリロジー
住所
東京都千代田区九段北1-13-5ヒューリック九段ビル4F
電話番号
03-3237-3291

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