和郷の板前派遣
2021-04-01 00:25:52
銀座和郷が全国の宿泊施設に板前を派遣し独自料理を提供
銀座和郷の挑戦
日本国内を旅行する際、宿泊先の選択肢は多岐にわたりますが、その中でも食文化は特に重要な要素として挙げられます。旅行者が求めるのは、温泉やロケーション、美しい客室など、様々ですが、最近では「グルメ」に重きを置く方が増えているようです。そこで、銀座の小さな日本料理店「銀座和郷」が新たなアプローチを試みています。
銀座和郷は、10席ほどのこじんまりとした店ですが、全国各地の宿泊業者に板前を派遣し、その地域特有の料理を提供しています。派遣された板前は、その土地に一定期間滞在し、現地の風土や食材に触れることで、郷土料理を深く学びます。まさに「その地に行かないと味わえない」体験を提供するのです。
「母川回帰」の理念
この板前派遣は、単なる料理の提供に留まらず、地域の活性化にも寄与しています。派遣された板前たちが、その豊かな食文化を体験し、多くのスキルを身につけた後、再び銀座に戻ります。これは、鮭が母川に帰るかのように、経験を蓄えて戻る姿をイメージさせます。彼らは地方での経験を活かし、次世代の料理人として育つのです。
地元食材の重要性
さらに、銀座和郷では仕入れ先に豊洲市場に依存せず、地方の生産者との直接の交流を大切にしています。各地の食材を丁寧に探し、その質を引き上げるような料理を考案しています。このプロセスにおいて、地元出身の板前たちも多くおり、彼らと共に地域を訪れることが、より深い理解につながっています。
地域との連携
銀座和郷は地方の旅館やホテル、レストランとの関係構築にも力を入れています。最近では、地方の若者不足や、経験豊富な料理人が集まりにくいという問題を解決すべく、板前派遣の仕組みを通じて一助を担うことを目指しています。これによって、銀座という舞台を発信源にして、地方を活性化させることを期待しています。
夢に向かって
銀座和郷で次代を担う板前たちは、やがて全国各地に派遣され、その地でしか味わえない和郷の料理を提供する日を夢見て日々努力を重ねています。この「April Dream」、4月1日は夢の日と銘打って、私たちの挑戦を、より多くの方々に知ってもらう機会にしたいと考えています。
銀座和郷の板前たちの取り組みは、ただ料理を作るだけではなく、その背景にある地域の文化や人々との関わりを大切にし、未来の料理シーンを切り拓くものとなっています。旅行先で「和郷」があるかどうかを気にかけてみてはいかがでしょうか?美味しい出会いが、あなたを待っているかもしれません。
会社情報
- 会社名
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銀座 和郷
- 住所
- 東京都中央区銀座4-12-1VORT銀座イーストⅡ 10階
- 電話番号
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