医療現場に最適な新型LED処置灯の登場
近年、医療分野における照明器具の需要が高まっている中、山田医療照明が新たに展開する
CF-V1Wエクスアミネーションライトが注目を集めています。この製品は、長年にわたるハロゲン電球の使用から、LEDによる明るい照明へと舵を切るものです。
SALIOTの特性と魅力
この新型LED照明の大きな特長は、
ミネベアミツミ製のスマートLED照明
SALIOTを活用している点です。SALIOTは、スマートフォンやタブレットを使って簡単にその位置や光量を調整可能で、医療の現場で求められる機能が凝縮されています。患者の処置の際、必要な明るさで適切に光を当てることができ、医療現場におけるニーズにしっかり応えています。
設計から販売まで
山田医療照明は、医療現場での豊富な経験を元に、約2年の開発期間を経てこのLED処置灯を試験販売し、2023年9月から本格販売を開始しました。約30,000Luxという明るさを持ちながら、光の挙動をしっかり制御しています。特に、周囲への光漏れを最小限に抑えるハニカムルーバーの採用により、周りの患者やスタッフへの配慮もなされています。
医療現場に求められる機能
医療照明は、単に明るさを提供するだけではありません。特に、ICUや手術室での使用においては、光量や光の方向性が極めて重要です。CF-V1Wは、スポットライト感覚でターゲット部位をしっかりと照らし、日々の医療行為を円滑に進められるよう配慮されています。さらに、横方向に最大45度傾けられるため、幅広いアプローチが可能で、治療側の負担を軽減します。
今後の展開と市場へのアプローチ
山田医療照明は、今後、ICU、NICU、産婦人科、動物病院など、さまざまな医療現場への導入を進めていく予定です。さらに、日本国内だけでなく、台湾などの東南アジア市場にも展開する方針です。
製品概要と特徴
製品名: CF-V1W (天井埋め込み型LED処置灯)
用途: 直接局部照明
使用光源: 高演色LED
色温度: 4000k
照度: 30,000Lux(距離1.5m)
光野径: 約φ170mm(距離1.5m)
定価: 75万円
販売目標: 初年度100台(7,500万円)
特徴:
- - 外科的応急処置の際に患部をスポットライトで明るく照らす
- - 周囲への光漏れが少ない
- - 幅広いベッド周りを、スムーズに動かして照らす
- - 簡単操作
- - 医療EMC適合(低ノイズ対応)
山田医療照明の理念
1927年に設立された山田医療照明は、医療現場に必要な光を提供することを使命とし続けています。「正しく照らすやさしい光」をコンセプトに光の専門家として、医療の質を高める努力を続けています。これからも、各医療現場のニーズに応え、より良い医療環境を支える製品の開発に邁進します。