未来都市台湾の技術が新宿に集結！『TAIWAN EXPO 2023 in Japan』レポート

2023年11月9日から11日までの3日間、新宿住友ビルディング三角広場で開催された『TAIWAN EXPO 2023 in Japan』。アジア屈指のスマートシティとして知られる台湾の最新技術が結集した本イベントは、多くの来場者で賑わいを見せました。

未来都市を体感できる11のテーマ

会場には、スマートホーム、スマートモビリティ、スマートオフィス、スマートヘルスケア、そして台湾独自のデジタル技術やメタバース、さらに台湾の豊かな文化、グルメを体験できる11種類のテーマに沿ったブースが展開されました。

スマートモビリティ：未来の交通を体感

スマートモビリティのブースでは、危険を察知し最適なパワーで走行する電動自転車や、環境に配慮した電動自動車などが展示され、来場者は未来の交通手段を垣間見ました。電動自転車を体験した来場者からは「スムーズな走行と安全性に驚いた」との声が聞かれました。

スマートリビング：省エネとデジタルの融合

台湾エクセレンス公式キャラクター「福熊くん」のスマートホームを模したブースでは、省エネとデジタル技術が融合した最新の住宅設備が紹介されました。リビング、キッチン、ベッドルームなど、各エリアに配置された75以上の製品は来場者の注目を集め、バーチャル試着室やVR体験など、デジタル技術を活用した革新的なサービスも提供されました。

台湾DX：デジタル技術が生活を豊かに

台湾が目指す2030年スマート国家実現に向けた取り組みが紹介されたブースでは、シェアモビリティやアプリ、オンライン教育動画など、デジタル技術が日常生活に溶け込んだ台湾の現状が示されました。台湾独自の電子レシートシステムやメタバース参拝など、来場者は台湾のデジタル化の進化を体感しました。

百花絢爛：台湾蘭の魅力を発信

台湾の美しい蘭をテーマにしたブースでは、胡蝶蘭やオンシジウムなど、様々な蘭が展示されました。ナノインクジェット技術による花の染色や植物育成の技術改良に関するスマートテクノロジーも紹介され、台湾国際蘭展の公式マスコット「オーキッドサウルス」も来場者を出迎えました。VRによる台湾最大の蘭バイオパーク体験も提供されました。

台湾ソウルフード：本場の味を堪能

魯肉飯やタピオカミルクティーなど、台湾を代表するグルメが楽しめるブースは、お昼時には長蛇の列ができるほどの人気ぶりでした。本場の味を堪能した来場者からは「どれも美味しくて大満足」との声が多数聞かれました。

台湾と日本の未来へ

本イベントは、台湾貿易センターの黄志芳董事長が述べたように、地球温暖化対策やSociety 5.0といった共通の課題を持つ両国が、DXとGXの技術を通して持続可能な未来社会を創造していくための協力を促進する場となりました。中華民国経済部の王美花部長も、両国の友好関係をさらに深めるための重要なイベントであることを強調しました。

まとめ

『TAIWAN EXPO 2023 in Japan』は、台湾のスマートシティ技術と文化を日本の来場者に直接体験してもらうことで、両国の友好関係を強化し、経済的な協力関係を促進する上で大きな役割を果たしました。台湾の革新的な技術と豊かな文化は、多くの来場者に感動と驚きを与え、未来への希望を感じさせるイベントとなりました。