10年間のブランクから見えた光
2023年8月23日(土)、東京都新宿区にある河合塾コスモにて、特別なOBOG座談会が開催される。この座談会は、不登校や高校中退、通信制高校から大学進学を目指す学生やその保護者に向けたもので、特に注目されるのは10年間の不登校を経て大学に進学した先輩の体験談である。
不登校の背景
今回のゲストは、神奈川県立保健福祉大学の3年生である。彼は、高校進学時には難関高校の特進クラスに進学し、毎日16時間の勉強を続けていた。しかし、努力が仇となり、学業に行き詰ってしまった。それが高1の夏。心身ともに追い詰められ、不登校に至ったという。彼の10年間の家庭生活、心の動き、再スタートのきっかけ、大学での生活までを詳細に語る予定だ。特に重要なのは、この経緯が多くの人々に共鳴し、支えとなることだろう。
OBOG座談会の趣旨
この座談会は、参加者が彼自身の物語を通じて、不登校や中退の問題を個々に考える機会を提供することを目的としている。「今の状態から進学を考えることは難しい」と感じている方々にとって、先輩の成功体験は重要なヒントとなるに違いない。参加者は当事者の生の声を聞き、その思いや経験に触れることで、少しでも希望を持てるようになることを願っている。
イベントの詳細
この座談会は、受講対象を広く設定しており、生徒や保護者、教育関係者など誰でも参加できる。実施時間は午後3時10分から4時10分までで、会場参加だけでなくオンライン配信も行う。参加は無料で、興味のある方は事前に申し込みが必要。興味深い内容が盛りだくさんで、特に不登校や中退に悩むご家庭にとっては、非常に大切な情報となるだろう。
河合塾コスモの役割
河合塾コスモは、1988年から38年にわたり不登校や中退者の大学進学を支援してきた。生徒の自主性を大切にし、教科教育に加えてゼミやサークルなどの多彩な活動を通じて、学生たちの視野や興味を深めている。個々の心に寄り添いながら、社会で羽ばたくための支援を行う場として、その存在意義は非常に大きい。それは、ただの学び舎ではなく、生徒一人ひとりが自分の可能性を広げるための場である。
まとめ
今回のOBOG座談会は、不登校や中退の経験を持つ学生たちにとって、非常に貴重な指針となるイベントである。不安を抱える当事者やそれを支える家族にとって、希望の光を見出す機会となることを祈っている。是非、参加を検討してほしい。
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