横浜の新名所「BankPark YOKOHAMA」
横浜市の歴史的建造物である「旧第一銀行横浜支店」が、2023年7月31日に「BankPark YOKOHAMA」として生まれ変わり、地域の文化拠点としての役割を果たすことが発表されました。この施設は、株式会社竹中工務店、CRAFTINGJAPAN、グッドルーム株式会社のグループによって運営され、先行して開業した「goodroom lounge横浜馬車道」も注目されています。
施設名称「BankPark YOKOHAMA」の意味
この名称には、銀行建築としての歴史を尊重しつつ、訪れる人々に開かれた場所にしたいという想いが込められています。「Bank」は銀行建築のルーツを示し、「Park」は地域の人々が集える公園のような空間を創造する意義を表しています。ここでは歴史と現代が交差する「出会い、学び、育つ」場となることを目指します。
先行開業した「goodroom lounge横浜馬車道」
「goodroom lounge横浜馬車道」は、横浜市のランドマークである旧銀行建物の内部に位置します。B1階にはタッチダウンスペースがあり、2-3階には企業向けの個室や会議室、3階には多目的ラウンジが設けられています。ここでは働く場所を柔軟に提供し、地域住民や企業、クリエイターが気軽に参加できるイベントの開催も予定されています。
ウエブサイトでは、ブレインストーミングやネットワーキングの場を提供し、そして多様な価値観の交流を促進していくことが計画されています。利用者には、月額プランや顔認証によるドロップインなど、さまざまなオプションを用意しています。
「CRAFT.」に決定した1階の店舗
1階には、「CRAFT.」という名称の店舗が新設されます。ここでは世界各国の工芸品やフード、ドリンクを楽しめるカフェが展開され、フラワーショップやライブラリーも併設されます。訪れる人々は文化や芸術、観光を感じながら、心地よい時間を過ごすことができるでしょう。この店舗は、2025年10月4日にグランドオープンを予定しています。
歴史的建物の再生
この建物は、渋沢栄一によって設立された第一国立銀行の支店として開設された後、関東大震災の影響を受け、1929年に復興されました。2003年には、現代の再開発プロジェクトの中で、建物の一部が曳屋によって復元され、今に至るまで歴史的な価値が認められています。歴史的建造物として認定されるまでの道のりは長いものでしたが、その価値を最大限に引き出す運営が、新たな形でのスタートを切ることとなります。
また、建物は2025年のグランドオープンに向けて、さらに改修工事が進められる予定です。竹中工務店が設計・施工を担当し、地域に根差した文化芸術の発信の場として新たな価値を創造していく。今後も期待されるこのプロジェクトから目が離せません。
詳細な情報については、ティザーサイト(
BankPark YOKOHAMA)で随時更新されていく予定です。