KECグループが挑む新しい療育の形
奈良を拠点に、教育活動を半世紀以上続けてきたKECグループが、サッカー療育を導入した放課後等デイサービスを開始します。この事業は、株式会社ONフランチャイズの「ドレミファソライズ」とのフランチャイズ契約によって実現しました。これからの子どもたちが自分の力で自立し、社会生活を送れるよう育むことが目的です。
現代の課題
現在、日本には約2万か所以上の放課後等デイサービスがありますが、そのほとんどが「安全に預かる」ことに重点を置いています。そのため、保護者からは「将来、自立して生活できるのか」といった不安の声が上がっています。このような状況が続く中、若者のメンタルヘルスの悪化や不登校、自殺などの問題が深刻化しています。その根本には、幼少期から社会的なスキルや自己管理能力を育む機会が不足していることがあるとKECグループは考えています。
サッカーを通じた療育
KECグループが新設する「ドレミファソライズKEC八木校」では、サッカーというスポーツを利用して、指示理解や他者とのコミュニケーション、感情調節といった社会で必要なスキルを育てていきます。体を動かすことはもちろん大切ですが、それだけが目的ではありません。子どもたちがサッカーを通じて仲間と連携し、試行錯誤する経験が自立心や社会性を育むのです。
独自の教育メソッド
KEC式の「規律・自律・回復力」メソッドを導入し、子どもたちには自ら目標を設定し、自律的に行動する力を育てます。毎日の挨拶や時間を守るといった基本的な規律をベースにし、行動を通じて自己管理能力を高めることを目指します。また、安全な環境での経験を通じて、思い通りにいかないという現実を乗り越える力を養うことも重視しています。
KECグループ社長の想い
「預かることと育てることは違います。」と話すのは、KEC Glowsの取締役社長、岡本一志氏です。彼は、長年教育に携わる中で、子どもが環境によって大きく成長することを実感しています。そして、挑戦や試行錯誤の機会が減っている現状に危機感を抱き、子どもたちが小さな壁を乗り越える経験が重要であると考えています。大和八木地域から新しい放課後等デイサービスを提案し、教育の力で子どもたちの可能性を切り開いていくことが、彼の使命です。
新施設の概要
新しい放課後等デイサービス「ドレミファソライズKEC八木校」は、2026年8月に開所予定です。奈良県橿原市に位置し、小学校1年生から6年生までの障害のある子どもたちを対象にします。定員は10名を予定しており、KECグループが運営します。
この事業は新規事業として障害児通所支援領域に参入するものです。開所時期や内容は関係機関との調整によって変更される可能性があります。
今後の展望
2026年7月には保護者向けの説明会や体験会を実施し、子どもたちが安心して参加できる環境を整えていきます。そして、その後8月に開所を迎え、新たな療育の形を地域に提供します。
KECグループの新たな挑戦が、子どもたちの未来に希望をもたらすことを期待しています。