株式会社新和、エルドラド傘下に全株式を取得
飲食事業を展開する株式会社エルドラドが、2024年9月6日付で株式会社新和の全株式を取得する契約を締結したことが発表されました。この株式取得により、新和は「エイジング・ビーフ」という新しいブランド名で、焼肉店やステーキ店を16店舗展開することになります。
企業の成り立ちとして、エルドラドは株式会社ベルーナの100%連結子会社として活動しており、飲食事業において着実な成長を遂げています。エルドラドは、上尾市を拠点に飲食事業を推進しており、その中で新和を傘下に迎えることで、さらなる事業拡大を図っています。新和は、国産の黒毛和牛を使用した熟成肉の提供を得意としており、その高品質な商品と卓越したサービスが評価されています。
新和は、創業以来最高益を記録しており、安定した経営基盤を持つ企業です。この度の株式取得により、エルドラドは新和が持つ熟成肉のノウハウや店舗運営の技術を活かし、相乗効果を目指します。特に、同じグループ内での共同仕入れやノウハウの共有が進めば、サービス水準の向上や収益性の改善が期待できます。
新和の照準
新和の株式取得が行われる背景には、エルドラドによる新規店舗の出店計画があります。株式会社エルドラドは「銀座のステーキ」など、高評価の店舗を運営しており、シナジー効果の実現が期待されているのです。株式取得前、この新たな事業へのトランジションにより、エルドラドとしても成長領域の確保と収益性向上を狙います。
人材の交流や店舗運営の手法を共有することで、業界内の競争力を一段と引き上げる狙いです。ベースとなるのは、「お客様の衣食住遊を豊かにする」という経営理念であり、この精神に則った高品質なサービス提供が今後も期待されています。
経営理念に基づくサービスの提供
ベルーナグループは、今後もお客様に対してワンランク上の体験を提供することを目指しています。熟成和牛焼肉の店舗展開はその一環であり、ブランド名の変更に伴う新たなスタートが切られることになります。
新和の資本金は1百万円で、直近事業年度の売上高見込みは2,825百万円、当期純利益は246百万円とされています。この数字からも、同社の安定した経営が窺えます。
株式譲渡の詳細
最終的な株式譲渡実行日は2024年9月6日であり、これに伴い新和は「株式会社エイジング・ビーフ」に商号を変更する見込です。今後の展開が注目される中で、エルドラドがどのように新和のブランドを育てていくのか、業界全体での関心が集まっています。
まとめ
この株式取得を通じて、飲食業界における新たな価値の創出が期待されています。高品質な食材を背景にした美味しい料理と、丁寧な接客が一体となった「エイジング・ビーフ」は、さらなる成長を見込んで今後の展開を楽しみにさせてくれます。