冷却ユニット登場
2025-09-30 14:51:03

逆転の発想が生んだ、世界最小クラスの冷却ユニット登場!農業界へ新風を吹き込む

新しい時代の冷却技術、農業に革新をもたらす



矢崎エナジーシステム株式会社は、吸収式冷却ユニットの分野で新たな進展を見せました。このたび役立つ功績として、農業分野にも適用される魅力的な製品「アロエース」を発表しました。これにより、業界内外から注目を集めています。

世界最小クラスの冷却システム



新たに発売された「アロエース」は、温水を利用して冷水を生成する冷却システムとして、最小クラスのサイズを誇ります。具体的には、発電機やコンプレッサーから排出される廃熱、または太陽熱などの再生可能エネルギーから生成された約70℃~90℃の熱を活用し、7℃の冷水を作り出すことができます。この新しい冷却システムは、業務用の空調や産業用のプロセス冷却等、さまざまな冷却ニーズに応じています。

従来の温水焚吸収冷温水機は、運用コストが低いものの、設備投資や施工費用が課題でしたが、「アロエース」では新たにユニット化によって施工費用を約30%削減し、工場での組み立てを先に進めることで、現地の施工期間も短縮しています。これによって、施工までのトータル時間を4日から2日に短縮という大きな進展が実現しました。

農業分野への導入



特に注目すべきなのは、三重県多気町にある株式会社ポモナファームとの提携です。こちらでは、閉鎖型農業システムにおいて『アロエース』の導入が決定し、太陽熱集熱器との組み合わせにより、トマト栽培用の農業ハウスで効果的な冷却環境を整える試みが進行中です。具体的には、農地の一角に太陽熱パネルを設置し、それによって生成された約90℃の温水を利用し、冷却効率を最大限に引き出しています。この仕組みを使い、約1,930m²の栽培エリアに対して、効果的な冷却を実現しました。

持続可能性とエネルギー効率



今回のシステムでは、午前中の光合成が活発な時間帯にのみ冷却を行うという新たなアプローチを取っており、より少ないエネルギーで大きな効果を得ることが可能です。この手法は、全国的にも多くの農業施設で実績を挙げており、特に夏季のトマト栽培においては収量の拡大に貢献しています。加えて、太陽熱を冷却エネルギーとして役立てることで、エネルギーの利用量を削減し、持続的な農業の実現に向けた取り組みを進めることができました。

展示会への出展



矢崎エナジーシステムは、この革新的な冷却システムをPRするため、2025年10月に開催される「農業WEEK」に出展予定です。農業生産者や業界関係者に向けて、最新の冷却技術の魅力を直接伝える機会となります。

農業WEEKの詳細


  • - 会期:2025年10月1日(水)~3日(金)
  • - 会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
  • - ブース位置:9ホール34-44

このイベントを通じて、さらなる知見とビジネスチャンスを開発し、環境に優しい持続可能な農業の発展に寄与していくことを目指しています。

企業の背景



矢崎エナジーシステム株式会社は、1963年に設立され、さまざまな生活環境機器の開発・製造から販売までの全工程を手掛けています。企業理念には『あらゆるエネルギーの総合プロデュース企業』を掲げており、今後も電力、ガス、太陽光、石油等のインフラを活用し、持続可能な社会の実現を目指しています。


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会社情報

会社名
矢崎総業株式会社
住所
東京都港区港南1-8-15Wビル7F
電話番号

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