20代に聞いた!宝くじ当選時の使い道に関する調査結果
株式会社ONE FOR ONEが運営する情報メディア「あけるさいむ」では、2024年8月に「宝くじで高額当選したらどう使うか」というテーマで、20代後半の男女を対象にしたアンケートを実施。約50名から得たデータをもとに、若者たちの金銭感覚と未来への考え方を探った。本記事では、その調査結果を詳しく紹介する。
アンケートの背景
「もし宝くじが当たったら…」と考えたことは誰しもが持つ夢である。特に20代後半は、将来への選択肢も多様で自己実現への道を模索する時期。そこで、宝くじが当たった際の使い道を知ることで、若者たちの価値観やお金に対するアプローチを理解しようとした。
調査概要
- - 調査実施日: 2024年8月
- - 有効回答数: 約50件
- - アンケート方法: インターネット
主な質問内容
1. 1億円当たったら最初にしたいことは?
2. ライフスタイルを変えたいか?
3. どんな家が欲しいか?
4. どんな車が必要か?
5. どこに旅行に行きたいか?
6. どんな投資を考えるか?
7. 事業を始めたいか?
8. 家族や友人にしてあげたいことは?
主な調査結果
1.
最初にやりたいこと
アンケートの結果、最も多かった回答は「貯蓄」で24%が選択。また「旅行」が20%で続いた。男女別では、女性の32%が貯蓄を選び、男性は投資を選ぶ傾向にあった。
2.
ライフスタイルの変化
50%が「よりゆとりある生活を送りたい」と回答。現代の経済的な不安からの解放を望む声が大きかった。一方で22%は今の生活を続けたいと答えた。
3.
欲しい家
20%が「こだわりはない」と回答し、広い家やセキュリティ重視の住宅を希望する面も見られた。女性は「広々とした一戸建て」を望む人が多かった。
4.
欲しい車
「運転しやすい車」が26%の支持を集め、続いて「車はいらない」が24%、特に都心に住む若者の車への興味の薄さが示された。
5.
旅行の希望先
38%が「国内旅行」を希望。コロナ禍を経て、日本国内の魅力を再発見した結果とも考えられる。
6.
投資への関心
投資しないという回答が36%に上り、株式投資への関心は男女で支持が分かれた。
7.
事業のスタート
事業を始めたいと答えたのはわずか4%のみ。実際にどんな事業を考えているかは多様で興味深かった。
8.
家族や友人への思い
同調査では、30%が「旅行に連れて行ってあげたい」と回答。男女間で「家を買ってあげたい」と「旅行に連れて行きたい」に違いが見られた。
まとめ
高額宝くじが当たっても、派手な生活を求める人は少なく、安定を重視する傾向が見受けられる。物や財にこだわらず、心豊かに生きることを目指す、現代の20代が浮き彫りに。現状を大切にしつつも、将来を見据えた貯蓄や投資に目を向ける姿勢が伺える結果となった。日本の経済や社会的背景を反映した若者たちの金銭感覚が、今後のトレンドを明示しているのだろう。