シングルマザーの課題
2024-09-17 19:27:33

シングルマザーの現状調査から浮かび上がる課題と支援の必要性

シングルマザーが抱える厳しい現実



近年、シングルマザーの生活状況が注目されていますが、その実態は依然として厳しいものです。最近の調査では、低賃金かつ長時間労働を強いられているシングルマザーが多いことが明らかになりました。家庭内の負担を一手に引き受ける彼女たちは、経済的、精神的、肉体的に「ぎりぎり」の状態で生活しているのです。

調査の背景と目的



本調査の目的は、フードバンクを利用するシングルマザーのニーズを把握し、今後の支援に活かすことです。調査対象は、2024年度に当法人が支援を行うシングルマザーで、調査方法にはLINE公式アカウントを介したデジタル形式を採用しました。調査期間は2024年6月21日から7月16日で、446世帯から242件の回答を得ることができ、回収率は54.2%でした。

生活の実態と課題



調査によると、回答者の72%が「子どもは2人」、さらに25%が「3人以上」とのこと。シングルマザーの77%は非正規雇用であり、週5日勤務でも月の手取りが15万円未満という状況が常態化しています。そのため、生活の基盤が脆弱であることが問題視されています。多くのシングルマザーは「融通の利く職場が助かる」としつつも、生活の保障が不足していることに不安を感じているのです。急な休みを取れる職場も増えてきたとはいえ、休むことで給料が減る非正規シングルマザーの苦しい現実は解消されていません。

支援の必要性と方向性



調査結果からは、心理的なサポートも求められていることが分かりました。シングルマザーは、仕事を通じて得られる「やりがい」を感じながらも、家庭との両立に苦しんでいるという意見も多く寄せられました。このため、金融的支援だけでなく、スキルアップや心理的サポートを含むトータルな支援が必要であると考えられます。

私たちは、フードバンク未来アカデミーという取り組みを通じて、シングルマザーの生活向上を目指しています。学習支援やキャリア支援を継続的に行い、シングルマザーがより良い未来を切り開く手助けをしたいと考えています。

まとめ



シングルマザーが抱える課題は多岐にわたりますが、その解決には社会全体での取り組みが不可欠です。私たちが行う調査や支援が多くの方に認知され、協力の輪が広がることを願っています。シングルマザー支援の必要性を理解し、今後の活動に関心を寄せる方々の参加を期待しています。

お問い合わせ

認定特定非営利活動法人 フードバンク山梨
所在地:山梨県南アルプス市徳永1603-1
代表:米山けい子
設立:2008年10月19日
活動内容:食品ロス削減と地域づくり
担当:高野
TEL: 080-6618-5515
メール: [email protected]
ウェブサイト: フードバンク山梨


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