コメ兵、リユース販売強化のため「WASABI SWITCH」を導入し、越境ECを拡大

コメ兵、リユース販売強化のため「WASABI SWITCH」を導入

愛知県名古屋市に本社を置く株式会社コメ兵は、リユース品の販売において日本国内外での成長戦略を展開しています。この度、株式会社ワサビが提供するリユース販売特化型EC一括管理システム「WASABI SWITCH」の導入を発表しました。コメ兵は日本の中古品、特に「USED IN JAPAN」として知られる製品に精力的に取り組むことで、国際的なニーズに応えています。

「WASABI SWITCH」導入の目的

リユース業界において、日本人が大切に物を扱う文化は高く評価されており、特に海外での需要が急増しています。コメ兵の旗艦店であるKOMEHYO SHIBUYAは、訪日外国人観光客による中高級ブランド品への興味を受け、売上が前年同時期の約1.5倍に達しました。また、越境ECでの成功も続いており、現在の自社ECサイト「KOMEHYO ONLINE」に加え、外部モール「eBay」や「Chrono24」にも出品。一連の取り組みから、越境ECによる売上も前年対比で1.5倍に増しています。

このような背景のもと、導入される「WASABI SWITCH」は、リユース品特有の特性に対応可能なシステムです。これにより複数のモールでの出品、受注、在庫管理が一元化され、国外の顧客への対応も更に容易になることが期待されています。今後は帰国後もコメ兵の商品を継続的に購入できる環境を整え、リユース製品の市場価値を一層高めていきます。

「eLADY GLOBAZONE」への新たな展開

さらに、コメ兵は2月中旬より「WASABI SWITCH」を通じ、イーレディ株式会社が運営する「eLADY GLOBAZONE」にも出品を開始します。このプラットフォームは、北米やヨーロッパを含む50か国以上に展開し、ジュエリーやバッグ、時計、衣料品など多岐に渡るブランド製品を販売しています。これにより、コメ兵は新たな顧客層にリーチできる機会を持つこととなり、国際的なビジネスの拡大が見込まれるでしょう。

今後の展望

コメ兵は2026年3月期までにさらに多数のオンラインモールへの出店を計画しており、どの地域の顧客にもオンラインおよびオフラインでのブランドリユース体験を提供していく方針です。これにより、コメ兵のリユース文化を幅広く普及させることを目指し、国内外での影響力を強化していくことが狙いです。

企業情報

コメ兵は2020年に設立され、リユース市場の拡大に寄与することを目指しています。専門の鑑定士と先進的なAIテクノロジーを駆使して、商品の品質チェックやメンテナンスを行い、顧客に安全で信頼性の高い商品を提供しています。今後もリユース市場全体のスタンダード向上と、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていくことで、ますます顧客の期待に応えていく所存です。