SCSKが国内マーケティングで「リーダー」に選出
SCSK株式会社(所在地:東京都江東区)は、国際的な調査機関であるIDC Japanが発表した「IDC MarketScape: Japan Managed Hybrid and Multi-public Cloud Services 2025 Vendor Assessment」において、同社のクラウドサービスが「リーダー」ポジションに選ばれたことを公表しました。これは、SCSKのクラウドサービスが、ポートフォリオ、成長戦略、デリバリー戦略など、多くの評価基準において高く評価された結果です。
SCSKのクラウドサービスの特長
1. ハイブリッド・マルチクラウド対応力
SCSKは自社のプライベートクラウドである「USiZE」を展開するとともに、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud、Oracle Cloudといったパブリッククラウドと組み合わせることで、極めて柔軟なクラウド環境を提供しています。この環境を支えるのは、マルチクラウド接続サービス「SCNX」による高セキュリティで低遅延な接続と、「S-Cred⁺」プラットフォームによる運用の最適化です。
2. AI・クラウドネイティブ推進力
先進技術を駆使したモダナイゼーション支援サービスに注力し、クラウドネイティブ開発やシステムの安定稼働を通じて顧客のニーズに応えるSCSK。特に、株式会社スリーシェイクとのパートナーシップにより、さらなるサービスの強化と人材育成に注力しています。
3. 多彩なサービスラインナップ
幅広い業種特化型サービスを提供し、自社SaaSをクラウド上で展開しています。例えば、次世代型ERP「PROACTIVE」や、金融向けのマネーロンダリング対策ソリューション「BankSavior」など、多様な顧客ニーズに応えています。
IDC MarketScapeによる評価
IDC MarketScapeレポートでは、SCSKがハイブリッドクラウド環境を全面的にサポートしている点が評価されています。具体的には、クラウド導入のコンサルティングから実行支援、そして運用までを一貫して行っていることが強みです。また、SCSKはクラウドネイティブ化の戦略やツールを整備しており、これにより顧客のクラウド移行を段階的に支援する体制が整っています。
専門家からの評価
IDC Japanの宝出幸久リサーチマネージャーは、SCSKのハイブリッドクラウド環境における幅広いマネージドサービスが特徴と指摘し、今後も顧客のビジネスへの貢献が期待されると述べています。
今後の展望
SCSKは、製造業や金融業を中心にさらにクラウド化を進め、パートナー提携による人材育成や運用サービスの高度化を目指しています。また、ハイブリッドクラウドに特化したソリューションの開発や、セキュリティ面での強化にも注力し、顧客のニーズに柔軟に応えていく方針です。
最後に
今回のIDC MarketScapeでの評価は、SCSKの事業に対する顧客の期待の表れであると同社は捉えています。今後も技術の進化を通じてお客様との共創を目指し、更なる価値を提供していくことを約束しています。
この評価を活かし、SCSKは今後のクラウド提供にさらなる注力をする意向です。技術イノベーションを通じて、顧客の事業変革に寄与し続けることが期待されます。