東芝テックの新たな業務用ラベルプリンタ「BX610T-TS02-S」
東芝テック株式会社が、2025年11月4日に発売する予定の業務用ラベルプリンタ「BX610T-TS02-S」を発表しました。この新しいモデルは、製造業や物流業、流通業など、様々な業務環境に対応します。
「BX610T-TS02-S」は、6インチ幅に対応するラベルプリンタであり、以前のモデル「B-EX6T1-TS25-S」の改良版です。これまでのニーズを受け、液晶パネルを搭載し、PCを使用せずに印刷できるPCレス印刷が可能になり、利用者の生産効率と使いやすさが向上しました。
特徴と利点
このプリンタにはいくつかの顕著な特徴があります。
高速印字機能
最大305mm/秒(12ips)の印字速度を誇り、6インチ長のラベルを1分間に120枚も発行可能です。これにより、大量のラベルを一度に印刷できるため、業務の効率化が図れます。また、複数のラベルを同時に発行することもでき、業務の生産性をさらに向上させることができます。
PCレス印刷の利便性
ラベル発行アプリケーションをプリンタに直接インストールすることで、現場でPCを必要とせずに印字が行えるスタンドアロン印字が実現します。これにより、ドライバ管理の手間も省かれ、業務がスムーズに進行します。PDFファイルに直接対応しているため、より便利な印刷環境が提供されます。
安全性と作業性
開閉時の事故を防ぐため、カバーダンパーが搭載されています。さらに、前開き構造のカッターカバーにより、ラベル交換やメンテナンスの作業性も向上しています。利用者にとって、安全で快適な操作が可能となる設計です。
拡張性と安定性
「BX610T-TS02-S」は、複合機技術を活用したシステム「A-BRID」を搭載しています。リアルタイムOSと組込OSを併用することで、デバイスの接続性とダウンタイムの最小化を実現しています。これにより、業務の継続性が高まり、安定した運用が可能となります。
環境に配慮した設計
さらに、東芝テックは環境負荷軽減にも取り組んでいます。筐体プラスチックやハーネスの一部にハロゲンを低減した材料が使用されており、製品のライフサイクル全体で環境設計アセスメントが実施されています。このような配慮が環境保護に寄与しています。
発売概要
本製品の発売日は2025年11月4日で、販売価格はオープン価格です。製造業、物流業、流通業など、幅広い業種がターゲットとなっています。東芝テックは、今後も顧客の声に耳を傾け、業務の効率化とDX推進に貢献する製品やサービスを提供していく方針です。
業務用ラベルプリンタ「BX610T-TS02-S」は、様々な業務環境での使用に最適な選択肢となることでしょう。今後の発展が期待されます。