成田空港訓練
2025-11-06 14:28:39

成田空港で航空燃料パイプライン消防訓練を実施!防災意識を高める取り組み

成田空港における航空燃料パイプライン消防訓練



成田空港では、11月20日(木)に航空燃料の漏洩事故が起こった際の対応を目的とした消防総合訓練が実施されます。この訓練は成田市消防本部との共同で行われ、航空燃料の輸送や保管に関する安全対策が重点の内容となっています。

訓練の背景と目的


成田空港では、東京湾内の製油所で仕入れた航空燃料をタンカーで千葉港頭石油ターミナルに搬入し、その後パイプラインを利用して空港に運びます。この重要なプロセスにおいて、万が一の事故を防ぐため、成田国際空港株式会社は関連会社と共に自衛消防隊を編成し、毎月定期的な消防訓練を行っています。また、毎年、パイプライン沿いの自治体消防との連携を強化するための総合訓練を実施しています。

訓練の主な目的は、航空燃料漏洩事故が発生した場合、千葉港頭石油ターミナル、四街道石油ターミナル、空港石油ターミナルの各自衛消防隊が迅速かつ正確に初動活動を行えるように習熟を促すことです。さらに、自治体消防との協力を深めることで、事故による人的及び物的な被害を最小限に抑えることを図ります。

訓練の詳細


訓練は成田空港第1給油センター構内で行われ、14:00から15:00の予定です。ただし、天候悪化が予想される場合は、11月28日(金)に同時刻での実施に変更されます。参加者には成田市消防本部や成田国際空港株式会社、四街道・千葉港頭各石油ターミナルの自衛消防隊が含まれ、約70名が動員されます。

参加車両には化学消防車を含む計4台が待機する予定です。訓練項目としては、情報伝達、初動処置、自衛消防隊の出動、漏洩油の流出防止と拡散防止策、現場指揮本部の設置・運用、自治体消防との連携、現場立ち入り規制、負傷者の搬送及び応急処置、そして火災防御活動(一斉合同放水)など、多岐にわたる内容が含まれています。

現場の様子


昨年の訓練では、実際に漏洩油の流出防止や回収、現場指揮本部の活動、負傷者救護活動、一斉合同放水などが行われ、参加者全員がその重要性を学ぶ機会となりました。こうした訓練が進むことで、成田空港は安心・安全な空港運営を実現し、地域との信頼関係を確立していくことが期待されています。

このような防災訓練は、地域社会との協力を深めるだけでなく、万が一の事故に対して有効な対策を講じるための大切な一歩です。成田空港が引き続き安全な空港であり続けるために、今後もこうした取り組みが続けられることが望まれます。


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会社情報

会社名
成田国際空港株式会社
住所
千葉県成田市成田国際空港内NAAビル
電話番号

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