新潟県上越市で新たなたちばを育むプロジェクト
新潟県の上越市にある「清里いばしょベースCha-ya」は、空き家を再生して多世代交流の場として機能しています。このプロジェクトは、特に地域の子供たちが自然の中で遊び、学ぶことができる「ちゃやの森公園」の整備を目指しています。プロジェクトは新潟県の支援事業として実施されており、地域社会の絆をより強くする取り組みの一環です。
空き家から始まった「第三の居場所」
「清里いばしょベースCha-ya」は、55年前に建設された空き家をリノベーションし、地域住民の集まる場を提供するためにスタートしました。この拠点は、月に一度の「こども食堂」を開催しており、これまでに20回以上の食事会を通じて、多世代が集う安心の居場所を育ててきました。地域の大人たちや高齢者、外部からの訪問者も交じり合い、見知らぬ世代間の交流が自然と生まれています。
活動を経て、参加者たちは「食」だけではなく、子供たちの成長には「遊び」や「体験の場」が必要であることに気付きました。少子高齢化や地域のつながりの弱体化が進む中で、子供たちが自然と触れ合い、自由に遊ぶ場所の重要性があらためて認識されています。
新たな挑戦に向けて
「ちゃやの森公園」のプロジェクトは「遊具を設置するだけの公園」ではなく、次のような理念のもとに設計されています。
- - 子供たちが自分のペースで自然と関わり、様々な挑戦をする場
- - 世代を超えた交流を生む、緩やかなつながりの場
- - こども食堂の活動とも連動し、常に使われ続ける「生きた居場所」
春には、食事前に子供たちが「バケツ稲」の植え付けを行うなど、地域の活動としっかり結びついた形で進めていきます。継続して行える活動の中で地域に根付くことを目的としています。
支援の仕組み
今回のプロジェクトは、新潟県子ども家庭課と連携し、ガバメントクラウドファンディング(GCF)の仕組みを用いて実施しています。これは、地方自治体の支援を受けながら民間が主体となり、継続的な居場所づくりと遊び・育ちの環境整備を同時に進める、初の試みとして注目されています。このGCFを通じて募集される寄付金は全額、プロジェクトの実施に充てられることになります。
寄付金の使い道
寄付いただいた金額は以下の用途に使用されます:
- - 森の安全対策や動線づくり
- - 子供たちが遊べる環境の整備(簡単な遊具や自然体験の場の創出)
- - 多世代が安心して利用できる基盤構築
プロジェクトの重要性
このプロジェクトは完成がゴールではなく、子供たちの成長と共に地域の人々が関わり続け、ゆっくりと育っていく居場所です。「こんな場所があったらいい」という想いを持つ方々と共に、子供たちの未来を見据えた活動にご賛同いただければと思います。
プロジェクト概要
- - プロジェクト名: “森×こども食堂”を、あなたの寄付で未来へつなごう。──多世代が笑顔で集う、地域の理想のかたちへ。遊びと食で地域が生まれ変わる『ちゃやの森公園』プロジェクト
- - 実施主体: 清里いばしょベースCha-ya
- - 連携: 新潟県こども家庭課
- - 実施方法: ガバメントクラウドファンディング(GCF)
- - 募集期間: 2026年1月8日(木)まで
- - 目標金額: 100万円
詳細・寄付は
こちらから
この活動が地域の子供たちにとっての新しいスタートとなりますよう、ぜひ応援をお願いします。