伊豆シャボテン動物公園に新たな命、ミナミコアリクイの赤ちゃんが誕生！

伊豆シャボテン動物公園に新しい仲間！

2025年1月8日、水曜日、伊豆シャボテン動物公園のシャボテン温室内でミナミコアリクイの男の子が誕生しました。今回誕生したのは父「ドン」（推定16才以上）と母「ココア」（12才）の間の六男です。

誕生直後の赤ちゃんは、頭胴長約25cm、尾長約18cm、体重は717g。元気な姿を見せており、健康的に成長しています。

ココアとの親密な関係

過去の出産では、母「ココア」が赤ちゃんをすぐに放置する姿が見られましたが、今回は母性の成長が感じられます。赤ちゃんはココアの背中でおんぶされ、また抱かれながら安心して眠る姿が見られました。この成長には、多くの飼育員がサポートできる環境が整っていることも影響しているでしょう。

しかし、赤ちゃんの出生から数日後、体重に減少が見られたため、飼育員による『介添え哺育』が始まりました。これにより、赤ちゃんへの授乳は1日3回行われており、彼の体重は誕生時の292gから現在の717gにまで増加しました。ココアと飼育員が協力しながら育児を行っている様子が公園内で見ることができます。ただし、赤ちゃんの体調によっては一般公開されないこともあるので、注意が必要です。

ミナミコアリクイとは

ミナミコアリクイはその魅力的な外見と独特の生活リズムで知られています。背中には黒色のV字型模様があり、木登りに特化した体つきが特徴です。体長は35～90cm、尾は35～70cmほどで、体重は3.5～8.5kgです。アリや白アリ、ハチを主食としており、その長い舌は最大40cmに達します。

この動物は南米に生息し、ブラジルやベネズエラ、パラグアイなどで見ることができます。また、最近の研究でメスのミナミコアリクイの発情周期は平均44日、妊娠期間は130〜190日だと報告されています。

新たな家族

伊豆シャボテン動物公園には、この赤ちゃんを含めたミナミコアリクイファミリーがいます。長男「コン」（5才）、次男「トト」（5才）、三男「ケイ」（4才）、四男「イク」（3才）、五男「ユイ」（0才）と賑やかです。皆さんもぜひ、シャボテン温室で新しく誕生した赤ちゃんに会いに来てください。家族の絆や成長を見守る素敵な時間になることでしょう。

詳しい情報や訪問の案内は、伊豆シャボテン動物公園公式ホームページをチェックしてみてください！