両備グループが新プロジェクトを開始
2025年7月31日、両備グループは創業115周年を迎え、これを記念した社会課題解決プロジェクト「WONDERFUL SOLUTION PROJECT」を発表しました。このプロジェクトは、社会のあらゆる課題に取り組む革新的なアイデアを全国から募集し、優れた提案には最大1億1,500万円の支援を行うものです。
アイデアコンテストの背景
そもそも両備グループは、岡山の鉄道会社からスタートし、地域に根差した活動を展開してきました。今回のプロジェクトも、岡山や瀬戸内地域、日本全体の未来に貢献するための新たな試みとして位置付けられています。このプロジェクトの中で、特に注目されたのは、若い世代のアイデアです。
最終審査会の結果
最終審査会では、全国から集まった217件の提案のうち、厳選された4組が公開プレゼンテーションを行いました。その中から、社会性と実現可能性が高いと評価された2件の提案が優秀賞に選ばれました。両備グループは、これらの提案を実現するために、今後も支援を続ける方針です。
採択されたアイデア
1.
岡山操山中学校2年生 牧李香さんの「ワタシCMプロジェクト」
このプロジェクトは、男女平等を促進することを目的としたイベントプランで、女子生徒の校内活動への参加を促すためのワークショップを行うものです。「Value Arena」と呼ばれる場所を設け、人気クリエイターを招いて自己表現力を高めることを狙っています。
2.
岡山放送株式会社の「フェリー de ユニークベニュー」
フェリーを特別な会場に活用することで、観光と地域活性化を図るプロジェクトで、さまざまなイベントが開催される体験を提供します。このアイデアは、地域企業や自治体とも連携しながら進める計画です。
新たな地域共創プロジェクト
さらに、両備グループは若者を対象にした「RYOBIチャレンジ・フィールド2026(仮)」という新プロジェクトも発表しました。このプロジェクトは、29歳以下の若者が社会課題解決型のアイデアを募集し、小規模な実証実験を行う機会を提供するものです。実験に必要な資金や両備グループのリソースがサポートされ、地域への貢献を促す狙いがあります。
最後に
両備グループが展開する「WONDERFUL SOLUTION PROJECT」は、地域社会の活性化や課題解決に向けて、若者たちの創造力と情熱を引き出す重要なプログラムとなっています。217件にも及ぶアイデアの中から選ばれた数少ない優れた提案は、今後の活動を通じて具体化され、地域や日本の未来を変える一歩となることでしょう。今後の展開に期待が高まります。