刀匠「国永」の剣発見
2025-06-27 09:27:05

大阪・杭全神社で刀匠「五條国永」の貴重な剣を発見、保全プロジェクト始動!

大阪・杭全神社での発見



この度、大阪市平野区に位置する杭全神社の蔵から、平安時代の刀匠「五條国永」によって作られたとされる大変貴重な剣が発見されました。この重要な文化財は、地域の歴史を彩る一つの証であり、今後の修復・保全に向けたプロジェクトが始まります。

発見の舞台



発見の経緯として、神社境内にある築300年の土蔵を整理している最中に、登録証のない刀剣類が見つかり、その中には「国永」の名が刻まれた剣も含まれていました。専門家である原田一敏名誉教授の検分によって、そしられる剣は「五條国永」のものと認められ、その文化財としての価値が再評価されています。
さらに、見つかった剣は他の2振の刀剣と共に、文化的意義のある保全作業が進められる予定です。

修復プロジェクトの実施



現在、杭全神社では「鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト」と名付けられたクラウドファンディングを通じ、修復・保全作業に必要な資金を募っています。第一目標金額は1000万円であり、公開期間は2023年6月27日から8月20日までです。

修復対象の刀剣



今回修復が予定されている刀剣は、
  • - 剣(26.4cm銘「国永」): 平安時代の遺品。
  • - 太刀(74.6cm無銘): 鎌倉時代の製。
  • - 大太刀(135.6cm銘「常陸守嘉重」): 元禄11年に奉納されたもの。

これらは文化財の中でも特に重要な位置を占めており、その保全は地域だけでなく、日本の武士の歴史にとっても大きな意味を持ちます。

刀匠「五條国永」の影響



国永は、平安時代の刀匠であり、宮内庁が管理する名刀「鶴丸」の創作者として広く知られています。三条宗近を祖とする三条派に属し、彼の作品はこれまでに数々の重要文化財として指定されています。
現在確認されている国永の作品は、御物鶴丸国永や伊勢神宮の御宝物など、不朽の名作が多く、今回発見された剣が真作であることが確認されれば、未知の文化財として新たな歴史が刻まれることになります。

平野郷と杭全神社の歴史



平野郷エリアは、江戸時代には1万人以上の人口を誇る繁栄した都市空間でした。夏祭りなどの地域行事も発展し、この土地の文化的な背景を形成してきました。杭全神社は平野の氏神として深く地域に根付いており、文化財としても貴重な存在です。
そのため、今回のプロジェクトを通じて刀剣が修復されることは、地域のみならず広く日本文化を知る機会となるでしょう。

これからの展望



杭全神社は今後も地域の歴史・文化にもっと光を当てるため、様々な取り組みを進めていくつもりです。刀剣の修復を通じて、地域の魅力を伝え、新しい発見や学びを広めていくことが期待されます。プロジェクトに対する支援や関心が高まることを願っています。

杭全神社の情報
  • - 神社名: 杭全神社
  • - 所在地: 大阪市平野区平野宮町2-1-67
  • - 代表者: 宮司藤江正謹
  • - URL: https://kumata.jp/


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会社情報

会社名
杭全神社
住所
大阪府大阪市平野区平野宮町2丁目1番67号
電話番号

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