再配達ゼロを目指した「ENNOSHITA」自動収納システム
住宅デバイス共創機構設立準備室が、2025年10月に幕張メッセで開催される「CEATEC 2025」にて、画期的な自動収納システム「ENNOSHITA」を発表します。このシステムは、住宅内の未利用空間を利用し、物流インフラとしての新たな利用法を提案するものです。ここでは、ENNOSHITAの特徴や展示内容について詳しく紹介します。
ENNOSHITAとは?
ENNOSHITAは、住宅の床下空間を活用した自動収納システムで、主に再配達ゼロや盗難リスクの軽減を目指します。このシステムは、戸建て住宅だけでなくマンションにも対応しており、各種の住宅における新たな物流ソリューションを提供します。このような取り組みは、地域社会のニーズに応えるだけでなく、環境問題にも貢献することを目指しています。
展示内容
1. 自律搬送ロボット
ENNOSHITAの中核をなすのが、床下で荷物を自動的に収納する自律搬送ロボットです。このロボットは、実物大のモックアップとともに展示され、来場者は未利用空間がどのように物流インフラに変わるかを体感することができます。自律搬送ロボットにより、荷物の取り扱いが簡単になり、居住空間が新たな価値を持つことを実感できるでしょう。
2. 戸建住宅の物流インフラ化モデル
ENNOSHITAを使用した新しい住宅モデルも提案されます。自動配送ロボットやドローンポートとの連携により、玄関や壁面、屋根などの複数の受け取り経路を持つ未来型の戸建住宅が描かれています。これにより、居住者は便利さを享受しながら、配送効率の向上が期待できます。特に、住宅デバイスを活用することで、便利さと効率性を高めることが可能です。
3. マンション物流ゲートウェイ構想
住宅デバイス共創機構は、マンション全体の物流最適化を目指す「マンション物流ゲートウェイ構想」も紹介します。この構想では、地下にトランクルームを設置し、宅配が玄関まで届くような機能を持つ専用エレベーターの導入や、未利用の駐車スペースを配送ポイントとして活用するモデルなどが提案されます。これにより、マンションの利便性や快適性だけでなく、資産価値の向上も図られます。
開発の背景
近年、物流における再配達問題や人手不足が深刻化し、宅配サービスの利便性は著しく低下しています。そこで、住宅デバイス共創機構は、住宅を物流拠点として活用する発想が社会問題解決の鍵になると考えています。ENNOSHITAは、床下の未利用空間を活かし、CEATEC 2025のテーマ「Innovation for All」を具現化する新しい住宅デバイスとして開発されました。
CEATEC 2025開催概要
- - 会期: 2025年10月14日(火)~17日(金)
- - 会場: 幕張メッセ
- - ブース: ホール3 General Exhibits エリア 3H508
- - 主催: 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
- - 公式サイト: CEATEC 2025公式サイト
ENNOSHITAの展示を通じて、住宅が持つ新しい可能性を体験してみませんか?