立教大学が提案する学生の実践型授業
立教大学のサービスラーニングでは、自らの学びを社会と結びつける新たな教育モデルを導入しています。特に注目を集めているのが「RSL-グローカルA」というプログラムです。この授業は、学生が実際に社会の問題に関わることで、学びを深めていくことを目指しています。今回はその中でも、特に注目される「荒川の河川ごみ問題」に焦点を当ててみましょう。
河川ごみ問題とは?
荒川は東京都内を流れる重要な水系ですが、近年、河川の清掃活動が進んでも依然としてごみが堆積している場所です。河川や海洋に存在するごみは、どのようにして生じるのでしょうか。実は、川や海自体がごみを生産するわけではなく、街から流れ出たごみが自然環境に影響を与えています。この点を理解することが、社会課題を解決する第一歩となります。
体験学習のプログラム内容
このプログラムは、2月4日から8日までの5日間にわたって行われます。学生は現場で実際にごみを観察し、荒川の清掃イベントを自ら運営するという貴重な体験を通して、社会の課題に対する理解を深めます。具体的には、以下のような日程で進行します。
- - 2月4日(水):流通業界の持続可能性や社会課題を動画で伝える技術を学びます。たとえば、(株)JUNESEPのセッションなどがあります。
- - 2月5日(木):清掃イベントの安全管理や、金融業界におけるサステナビリティについて学ぶプログラムが用意されています。
- - 2月6日(金):荒川知水資料館で河川行政についてのレクチャーを受け、実際に流域防災の重要性を学びます。
- - 2月7日(土):学生自身が清掃イベントを運営し、地域の方々と連携しながら具体的な活動を推進していきます。
- - 2月8日(日):活動の振り返りや広報のための素材撮影を行います。
サステナビリティへの意識
このプログラムでは、単にごみを拾うだけではなく、持続可能な社会の実現に向けた知識と意識を高めることが重視されています。参加者は、実地での学びを通じて社会問題を「自分ごと」として捉え、今後の活動にどのように活かすかを考える機会を得ます。それにより、単なる知識の習得ではなく、具体的な行動に繋げる力を身に付けることができるのです。
清掃イベントへの参加
イベント当日は、地域の多くの方々を招待します。清掃活動は、荒川河川敷で行われ、すでに35名が参加申し込みをしています。主催は特定非営利活動法人荒川クリーンエイド・フォーラムであり、ここでも地元の人々と交流しながら「ごみ問題」に対処していく姿勢が重要だとされています。
学びの深化と未来へ
実際に荒川のごみ問題に取り組むことで、立教生は多くのことを学び取ります。「答えのない問いを考える」とは、実際に経験することで見えてくる世界があることを示しています。今後の社会で必要とされる視点や意識を育む彼らの姿勢に注目です。このプログラムが、彼らの人生における重要なテーマを見つけ出すきっかけとなればという期待があります。
立教大学のこの取り組みは、未来のリーダーたちが環境問題に取り組む意義や方法を身につける場として、さらなる発展が期待されます。そして、地域社会との結びつきを強めることで、より持続可能な社会の構築へとつながるのです。