静岡県菊川市が、JR菊川駅の南北自由通路整備に向けた寄付金の最終募集を開始しました。このプロジェクトは、地域の活性化を目的としたクラウドファンディングの仕組みで、公的な寄付の流れを通じて地域の課題解決を目指しています。2023年度から始まったこのプロジェクトは、2026年3月末に供用開始予定で、今回が最後の募集となります。目標金額は100万円、募集期間は2025年4月18日から6月30日までです。
プロジェクトの背景
JR菊川駅は1889年に開業され、長年にわたり地域の交通の要所として機能してきました。しかし、南北の市街地が鉄道路線によって分断され、利用者は南側の改札口に集まり、混雑することが多発しました。この状況を解決するために南北自由通路の整備が計画されており、新たなエリアのもつ潜在能力を引き出すことにもつながります。これにより、訪れる人々にとってより利便性の高い交通網が提供され、ひとの絆を育むまちづくりが進められます。
寄付金の用途とリターン
集まった寄付金は、南北自由通路の整備や仮駅舎建築、橋上駅舎整備などの事業費に活用されます。特に3万円以上寄付を行った方には、お礼として駅舎南側に設置する芳名板にお名前が刻印されます。このような取り組みにより、地域住民や訪問者に愛される駅の実現が期待されています。
菊川市の未来を見据えた取り組み
菊川市は、2025年に市制20周年を迎える節目の年を控え、新たな成長への挑戦を続けています。市長の長谷川寬彦氏は、「市民や事業者との絆を大切にし、良いまちづくりに努める」とコメントしています。南北自由通路の整備を通じて、未来の菊川市を担う世代に向けた責任を果たすと共に、市外からも引き寄せる魅力ある街づくりを目指しています。
ガバメントクラウドファンディング®とは
ガバメントクラウドファンディング(GCF®)は、2013年にトラストバンクが提供し、地域課題とその解決策を提示することによって寄付を募る仕組みです。これにより、地域住民が実際の課題を理解し、寄付金の使い道を選ぶことができるようになります。
このプロジェクトは菊川市の発展に欠かせないものであり、寄付を通じて地域の未来を共に創造しましょう。皆様のご支援を心よりお待ちしております!