中伊豆ワイナリーの快挙 - 日本ワインコンクール2026
静岡県伊豆市に位置するシダックス中伊豆ワイナリーヒルズ株式会社によって運営されている及び、2026年7月に山梨県で開催された「Japan Wine Competition 日本ワインコンクール2026」において、中伊豆ワイナリー シャトーT.Sは、6種類のワインを出品し、見事に受賞しました。特に注目すべきは「伊豆ソーヴィニヨン・ブラン2025」が金賞を受賞したことです。他にも「伊豆メルロー2024」が銀賞を受賞し、さらに4種類のワインが銅賞を受賞しました。
「伊豆では難しい」とされていた挑戦
金賞を受賞した「伊豆ソーヴィニヨン・ブラン2025」は、かつては栽培が非常に困難とされて確立が危ぶまれた品種でした。十数年前に栽培を始めた際、強い樹勢のために実の収穫が難しい状況が続き、 地域の気候や土壌の問題であると認識され、栽培中止の検討がされていました。しかし、栽培担当者はあきらめることなく、農方法の見直しや新手法の導入に挑みました。根切りによる樹勢の調整や剪定技術の工夫を実践し、熱心な努力の結果、2021年には単一品種として初めて商品化されるに至りました。
その後も品質向上を目指し、特に香り成分を損ねないために夜間にぶどうを収穫する「ナイトハーベスト」技術を導入しました。このような再挑戦が、2026年の金賞受賞につながったのです。
繊細さを守る醸造技術
ソーヴィニヨン・ブランの特長と魅力は、その柑橘類やハーブを感じさせる爽やかな香りにありますが、同時に空気に触れることで酸化しやすく、香りの成分が失われてしまう危険性もあります。このため、醸造過程には注意が必要です。「伊豆ソーヴィニヨン・ブラン2025」では、収穫後のぶどうが空気に触れない環境を整える工夫が施され、炭酸ガスを用いた密閉状態で製造されました。また、清澄工程でも過度な成分除去を避け、ワイン本来の風味を残すよう細心の調整が行われています。これらの取り組みが、今回の評価につながったのでしょう。
受賞ワインの詳細
- - ワイン名: 伊豆ソーヴィニヨン・ブラン2025
- - ヴィンテージ: 2025
- - 受賞部門: 欧州系品種白
- - 販売価格: 3,700円(税別)
- - 受賞結果:金賞
- - 販売期間:発売中
ワインの特徴として、ナイトハーベストで収穫されたぶどうを使用し、果皮から香りを引き出すスキンコンタクトが行われています。ライムやオレンジピールの柑橘系の香りに加え、ハーブやスパイスのニュアンスも感じられ、余韻は爽やかで引き締まっています。
話題の受賞企画
中伊豆ワイナリーでは、今回の受賞を祝して特別企画を予定しています。
- - 金賞・銀賞受賞ワインの飲み比べ
- - 受賞記念ワインセットの販売
- - 受賞ワインメーカーズディナー
詳細は公式のウェブサイトやSNSで発表予定です。
中伊豆ワイナリーの歩み
中伊豆ワイナリー シャトーT.Sは、2000年に開業し、雄大な伊豆山麓でぶどう栽培とワイン製造に情熱を注ぐ技術者たちが伊豆独自の風味を追求しています。さらに、ワイナリーエリアでは乗馬体験やナチュラルウエディングも行っており、充実した体験が提供されています。2022年秋にはペット同伴可能なグランピング施設もオープンし、ますます多彩な魅力を増しています。
アクセス
中伊豆ワイナリーへのアクセスは、以下の通りです。
- - 電車の場合: JR三島駅から伊豆箱根鉄道で修善寺駅約40分。そこからタクシーで約10分です。
- - お車の場合: 東名高速道路沼津I.Cから約45分で到着します。
詳細なアクセス情報は公式ウェブサイトをご確認ください。
この快挙を受け、中伊豆ワイナリーの強い意志と挑戦が実を結んだことに改めて感動を覚えます。ぜひ、彼らの作り出したワインを味わってみてください。