Queue-it コネクト会の概要
2025年4月17日、Queue-itは東京で初の自社イベント「Queue-it コネクト会」を開催しました。参加者には、株式会社三越伊勢丹をはじめとする小売、チケット販売、金融、エネルギー業界からのIT・DX推進に精通したプロフェッショナルが集まりました。この会は、トラフィックが集中する時期に直面する課題や、その解決策に関する実践的な知見を共有し合うことを目的としています。
CEOイェスパー・エッセンドロップの基調講演
オープニングセッションでは、Queue-itのCEOであるイェスパー・エッセンドロップが基調講演を行いました。彼はオンラインビジネスにおけるの信頼性の重要性について語り、デジタル環境に満ちる情報の中で消費者の信頼を築く難しさを強調しました。エッセンドロップは、「競争が激化する中で、一度の悪い体験がビジネスに多大な影響を及ぼす」と、信頼の確立が無ければビジネスは成り立たないと説明しました。
三越伊勢丹の成功事例
続いて、特別ゲストとして登壇したのは日本最大の百貨店グループ、株式会社三越伊勢丹の春山哲義氏です。彼は、エムアイオンラインストアにおける顧客体験(UX)向上への取り組みと、Queue-it導入の背景を詳しく紹介しました。具体的には、販売前の負荷軽減を目指した『プレキュー画面』や、リアルタイムトラフィックを管理するためのダッシュボードの活用方法が説明され、参加者たちに高トラフィック環境下でも顧客体験を損なわずに運営するための具体策が提示されました。
Japan Marketにおける課題
次のセッションでは、Queue-itのカスタマーサクセスマネージャーである西巻郁里氏が日本特有の市場の課題について言及しました。彼は転売問題や消費者の信頼志向の高さを挙げ、航空券やコンサートチケット販売においてQueue-itがどのように役立っているかを具体例を交えながら解説しました。
ラウンドテーブルでの実践経験
参加者は業界ごとに分かれて行われたラウンドテーブルで、自らの経験を元にした活発なディスカッションを行いました。「意外なボトルネックだった問題」や「ピーク時に感じた冷や汗エピソード」を共有することで、同じ課題を持つ仲間たちと共感が生まれ、多くの有意義な情報交換が行われました。特に、同じ悩みを抱える企業の存在を知り合うことで、参加者たちは安心感を得たとのことです。
リラックスしたネットワーキング
セッションの後には、リラックスした雰囲気で行われるネットワーキングパーティーが開催されました。この場では、業界を超えた新たなつながりを築くことができ、多くの参加者から「非常に有益な情報交換ができた」との声が寄せられました。次回参加する意欲を示す回答も多く、非常に好評でした。
Queue-itの今後
Queue-itは、今後も様々なイベントを通じてデジタルインフラを支える皆様が集まり、課題を共有できる機会を提供していく予定です。引き続き多くの参加者が集まり、さらなる情報共有が進むことが期待されています。
Queue-itについて
Queue-itは、過負荷によるシステム障害を防ぎ、ユーザー体験を保つための「仮想待合室」を提供する企業であり、世界中の小売業者やチケット販売会社、行政機関など1,000以上の組織に利用されています。公正で安定したソリューションを提供することで、ブランドが過負荷時でも効果的なサービスを維持できるよう支援しています。