サッカニーが日本市場に本格進出
世界中のランナーに愛され続けるブランド「サッカニー」が、2025年1月より日本での取り扱いを開始します。この度、丸紅コンシューマーブランズ株式会社と米国のWolverine World Wide社が、日本国内での販売代理店契約を締結しました。これにより、高品質なランニングシューズやアパレルが日本の消費者に届けられることとなります。
サッカニーの歴史と成長
サッカニーは、1898年に米国ペンシルベニア州で誕生しました。創業当初、ランニングへの注目が高まる一方で、当時はほとんどのランナーが革製のスパイクを着用していました。サッカニーは、この状況を受けて「人々の走りを変えるシューズ作り」に挑戦し、最初のランニングシューズ「THE 7446 SPIKE」を開発しました。これにより、同ブランドの歴史がスタートします。
20世紀後半には、多くの革新的なランニングシューズを世に送り出し、1936年創刊の「CONSUMER REPORT MAGAZINE」誌から「BEST QUALITY」の評価を受けるなど、ブランドとしての地位を確立していきました。さらに、最新の2023年のニューヨークマラソンやボストンマラソンでも、サッカニーのシューズが、ブランド別着用率でトップ3に入る成績を収めています。
商品展開とマーケティング戦略
日本におけるサッカニーの取り扱い開始に伴い、ブランドはこれまでの豊富なデザインヘリテージを基に、3つのカテゴリーを展開します。エリートランナー向けの「Road」、カジュアルなスタイルを楽しむ「Originals」、そしてトレイルランナー向けの「Trail」など、多様な商品ラインナップをラインナップします。特に、国内のランニング専門店やスポーツ用品店を通じて、幅広いランナーのニーズに応えたいと考えています。
丸紅コンシューマーブランズは、アスリートの支援やランニングイベントへの協賛に取り組むなど、マーケティング施策を強化していく方針です。さらに、カジュアルシューズ市場でも海外のスニーカーブティックとのコラボレーションモデルを展開し、プレミアムランニングライフスタイルブランドとしての位置付けを確立できるよう努めていきます。
会社概要と今後の展望
丸紅コンシューマーブランズは設立30周年を迎え、社名を「丸紅フットウェア」から変更しました。自社ブランドに加え、複数の海外ブランドのディストリビューションを手がけています。今後は商材やブランドの拡大、アジア市場への進出を目指し、消費者にさらなる価値を提供する予定です。新しいブランドの展開は、マラソンやランニング愛好者にとって、喜ばしいニュースとなるでしょう。
本社は東京都台東区に位置し、株式会社の公式サイトは
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