新橋に新たな食文化の波を
新橋の街に、また一つ特別な飲食スポットが誕生しました。2023年5月25日、ブライダル業界出身のオーナーが手掛ける「一石三鳥グループ」が、姉妹ブランドとして「鮨処 乾杯」をオープンさせ、その中に併設されるバー「BAR Trillion」も同時に開業しました。これにより、江戸前寿司を基盤にした新しい体験が提供されることとなります。
「一石三鳥グループ」の成長の歴史
「一石三鳥グループ」は、コロナ禍の2020年に焼鳥店「厳選焼鳥 一石三鳥」をスタートし、同時期に隠れた鮨店「鴉巣」をオープンしました。小規模からのスタートであったこのグループですが、2025年4月には80名のスタッフを擁し、東京だけでなく、大阪や静岡にも進出。店舗数はわずか2から14へと急成長を遂げています。この成功の背景には、各地のニーズに応じた独自のコンセプトやメニュー作りがあると言えるでしょう。
鮨処 乾杯の新たなコンセプト
「鮨処 乾杯」は、「寿司×酒×社交」というテーマのもと、江戸前鮨の技術を現代的にアレンジした新しいスタイルの寿司店です。カウンター席では目の前で職人の技を見ることができ、鮮度抜群の食材で作られた寿司を楽しむことができます。スペシャリテとして、貝を使ったドリアも提供され、和と洋の新たな交錯を体感できるのが魅力です。
「BAR Trillion」とは
「BAR Trillion」は、鮨処の一部として設計されていますが、単なるバーではありません。カジノを愛するオーナーたちの夢が、豪華さと遊び心に彩られた空間を作り出しています。このバーは、ビジネスマンが集う新橋らしさと昭和の雰囲気をミックスした、美しい時間を演出しています。
オリジナルカクテルとその魅力
BAR Trillionでは、バーディレクターを務める小田健吾氏が手掛けるオリジナルカクテルが楽しめます。親しみやすい和の食材を使用しながらも、驚きと新鮮さをもたらす世界観が魅力的です。例えば、「箱根ワーブリング」というカクテルは、金木犀や抹茶などの素材を用いた一品。豊かな香りと味わいが、まるで箱根の森の静かな情景を思い起こさせます。
また、「ラストサムライ」と名付けられたマティーニは、白檀の香りでオリエンタルな深みを持ち、侍の精神をイメージした洗練された飲み物。さらに、「小梅ポリタン」といった梅酒を使った一杯は、大人の女性を意識した美しいプレゼンテーションがひと際華やかです。
おつまみも充実
もちろん、バーらしい軽食も充実しています。旬の食材を炭火で焼き上げた干物などを2品から選ぶことができ、さらには今後、鮨ネタの提供も計画されています。バーでの飲みながら、美味しいおつまみで楽しむ、この新しいスタイルは、まさに「鮨処」と「BAR」の良さを兼ね備えています。
まとめ
「鮨処 乾杯」と「BAR Trillion」は、新橋で過ごすひとときに新たな風を吹き込むスポットです。おもてなしの理念や、仕込みにこだわった料理、独自のカクテルなど、訪れる人々にとって、忘れられない食体験を提供してくれることでしょう。これからの関心が高まるこの場所、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。